真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

武南卒の両親の娘が武南で… 祝!埼玉県立大合格!

2016/03/24

「今日は早田が笑顔でやってくるといいな~」 

3学年の先生方から、朝の打ち合わせが終わると…そんな声が聞こえてきました。発表は午前10時。

そして、時計の針が10時30分を指す頃には…

よろこびで涙ぐむ早田さん(上青木中出身)の姿が職員室にありました。…心配してました。ただただうれしいです。おめでとう!埼玉県立大合格です。

中学時代、体調を崩し長いこと学校を休んでしまったという苦い経験もある早田さんは、”青春武南時代” を自分の思うように過ごしたいと生徒会活動に参加しました。礼儀正しく、成績優秀、学校行事にも積極的に参加し、2年生の時には生徒会長になってがんばってたということで卒業式でも表彰されました。

「高校時代、一番の思い出は…生徒会です。良いイベントにしようとみんなが思っているわけですからね。たくさんの人の意見を聞いて、まとめることの難しさを感じました。生徒会長としてどうまとめるべきか、どう行動するべきか…悩むこともありましたが、無事にイベントが終わってみると…自分の周りに仲間がいたからという感謝の気持ちがあふれてきて、やってよかった~という”やりがい”と、次回こそはという”欲”のようなものも感じました。」

生徒会担当の宮谷先生とも、「え?合格したの?よくやった~!!」とハイタッチ!!

早田さんが武南高校進学を決めたのは…小学校の時だと言います。「実は…私の父と母が武南の卒業生で、母は学年主任の杉山先生の教え子なんですよ。昔から、母と話していると、よく武南の先生方の話題がでてきて…私にはあっているかも…(笑)って勝手に思っていました。実際、武南の先生は温かくてユニークな人が多いですよね~(笑)」

まっすぐ過ぎる早田さんの性格をよく知っている担任の石井先生は言います。「頑張りすぎちゃって…体調を崩すこともあったけど…3年になって早田さんは成長したな~ってみてて思います。」と、それはそれはうれしいそう…。

『写真を撮らせてください。』 とお願いすると…早田さんの洋服を整える石井先生。やさしいお人柄で早田さんを見守っていらっしゃったんだという…二人の絆が伝わってきました。

埼玉県立大の後期テスト対策を、先生と十分にやってきましたが、今年は、傾向がガラリと変わってしまったとか。それでも焦ることなく、自分を信じてテストに向かうことができたのは、受験勉強を通じて早田さんが成長してきたからにほかありません。

礼儀正しく公明正大な心を持つ早田さんは、前期試験で不合格になった直後でも、気丈にも職員室にやってきて…「だめでした。」と笑顔で振るまっていました。それでも、先生方から温かい言葉をかけてもらうと…とうとうこらえきれず、「先生方に申し訳なくって…」と泣き崩れてしまったこともありました。普通、不合格になって学校に来る生徒はいません。自分の不甲斐なさをひたすら謝る早田さんに…

「そんなことはないよ。みんな早田の味方だから…。」

そう言って、最後のチャンス、後期入試に送り出していたので…今回の合格の知らせは…とてもドラマチックで心に触れました。

 

社会福祉の道へ進む早田さん。机で学ぶ”知識”に、自ら進んで行動することから得た”経験”を身につけ、本当の意味での”教養ある人”になったように思います。世の中の困っている人、悩んでいる人のために…動ける人であってください。

合格おめでとう! 素敵な出会いに感謝です!