真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

予備校に通わずに… 祝!埼玉大合格!

2016/03/28

「先生の授業のお蔭ですよ!」…合格した生徒にそう声をかけてもらうのは、教師冥利につきます。選抜コース田口くん(川口北中出身)が埼玉大学に合格しました。在学中、数学の中島先生に「田口に100点取られないような問題をつくらないとなぁ」と言わせたこともある田口くんは、2年で文系に進みます。「どうして田口が~?。もったいないよ~!」という周囲の声…。その理由を尋ねると…。

「将来、亡くなったおじいちゃんのような公務員になりたいって考えて…決断しました。僕が数学が得意なのは、小さい時からソロバンをやっていたので、基礎的な計算が早く、他人より問題を考えることに時間がとれるというアドバンテージがあるからです。」 そう冷静に自己分析をする田口くんは続けます。「僕の場合、まったく予備校に通いませんでした。通う時間もお金ももったいなかったし、自分が机に向かう時間の方が大切だと思ったので…武南の講習がある時は参加して…。(僕だって)合格できたんだから…(後輩のみなさんだって)大丈夫だと思いますよ。」 とさらりと後輩に向けてエールを送ってくれました。

テニス部顧問の小林先生も言います。「田口のプレースタイルは粘って粘って相手の嫌なところにボールを返すというもの。勉強も諦めずに粘り勝ちしてくれて、本当にうれしいです。1年の時から田口とペアー組んでた長谷川も明治大学に合格してくれて…。テニス部は田口みたいな良い生徒がいっぱいいるんですよ。」と田口くん以上にうれしそう。

これまでの18年間を振り返ると、おじいさんの存在を感じるといいます。「テニスだっておじいちゃんは国体とかにも出た凄い選手だったみたいだし、でも、僕がテニスを始めたのも、公務員になりたいな~というのも、誰かに言われたからではなく、自分が気がつくとおじいちゃんの跡を追いかけてたんですね。合格できたのもおじいちゃんのお蔭かな(笑)。田舎に帰ってお墓の前で報告してきたいと思います。」

本当によくがんばりました。おじいちゃんも見守ってくれてたんですね。

合格おめでとう!温かい出会いに感謝です。