真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

自分で決めた道を歩む 祝!東京農工大合格

2018/02/14

特進コースの冨樫さん(上尾南中学出身)が、東京農工大工学部に合格しました。生徒会副会長とし、色々な場面で活躍し、学校広報活動の裏方としてもお手伝いをお願いすることもありました。声をかけるたびに、快く引き受けてくれたので、とても良い子だな~という印象を持っていました。なので、前からやりたいと言っていた物理を生かした研究者への道の第一歩を踏み出すことができて…冨樫さんなら受かるだろう~と内心思いながらも…ホッとしました。

「武南の選んだ理由は?」というところから話を聞くと、ひと言、ひと言、言葉を選んで、丁寧に答えてくれました。

「私が武南高校を選んだ理由は、オープンスクールに行った時、雰囲気がとても良いなって思ったからです。入試説明会でも、大学受験一辺倒ではなく、ほのぼのとした優しい雰囲気があって、それでいて、授業はこうやっていくんだ!って方向性が示されていたし…それから…制服も可愛いので…笑…武南にしようって決めました。入学直後のオリエンテェーションで、特進コースの女子の先輩(埼玉大進学)が生徒会長として壇上に立って話すのがカッコ良くって、憧れて…笑、私も生徒会に入って武南を盛り上げる一員になろう!って思いました。」

「生徒会(左の写真は生徒会主催の壮行会で司会をする様子)が中心となる活動は、次から次とあり、会議で各自が意見を出し、話し合い、現実とすり合わせながら、ベストの方向を探り、実行に移していくという連続でした。卒業文集の編集など、大変であったのは言うまでもありませんが、自分ひとりでできることと、仲間がいるからこそできること…があるんだって気づきました。自分自身、学校行事も積極的に楽しみました。1年の時の体育祭でリレーの選手に選ばれたし、2年の時の沖縄修学旅行では、みんなで担任の中川先生の砂の中に埋めたりもしました。笑」

「武南には愉快な先生が多かったように思います。物理の藤本先生は、慣性の法則の実験で、椅子を使って先生自らが実演されたのですが…お約束のように、ひっくり返って…笑…先生は、生徒の心に残るためなら、ここまで身体をはってくださるのだな~って、笑。3年の時の物理の野口先生には、物理という学問のおもしろさから、受験対策に至るまで、本当にお世話になりました。担任の中川先生のお人柄もあって、アットホームなクラスは、とても居心地の良い空間だったと思います。個性的な仲間にも恵まれた武南での3年間、自分で決めた道をしっかり歩めたように思います。」

「武南でも色々なことに挑戦してきましたが、将来は、エネルギー、電力、素材・材料、というキーワードを、物理という学問で具現化し、社会の役に立つ分野を見つけ、モノを創りだし、社会に貢献できる研究者になりたいと思っています。」

「それは、超伝導とかですか?」と尋ねると、少し間をおいて、「まだ、超電導ということに関してろくに学んでいない状態なので、軽々しくは言いたくありません。」と、物理に関しては、謙虚に、かつ、叶えなければならない壮大な夢が、冨樫さんの心の中に、すでに描かれているようでした。

合格おめでとう!明日が楽しみになる出会いに感謝です。