剣道部の記事詳細

高校から剣道を始めた生徒を対象に行われた

埼玉県　高等学校　剣道初心者講習会大会において

１年生の中田くんが第１位になりました。

この大会は、正しい剣道を覚えてもらうという意図で始まったもので、

高校から剣道を始めた剣士が一同に集まり、

予選の『型』の部を勝ち抜いた１６名でトーナメントを戦いました。

高校から剣道を始めた理由を中田くんはこんな風に言います。

「中学ではバスケットをやってきたのですが、

　日本の伝統的な武道、特に剣道がかっこいいと思って始めました。」

剣道をやってきて、思い出に残っていることはありませんかと尋ねると

しばらく考えこんで…

「夏合宿の時、苦しくって、練習の最後を道場のすみで観てたのが悔しい思い出です。

　あの悔しさをバネにして、今回の試合中も、気持ちで負けない！と

　自分に言い聞かせて竹刀を振り続けました。」

初心者の大会といえども、

埼玉県で１位となった中田くんを指導してきた

剣道七段の顧問佐々木先生は、彼の持ち味についておっしゃいます。

「常日頃から気持ちで負けるなと言い続けてきました。

　中田は、まじめに練習に取り組み、その上、研究熱心です。

　今回の成果は、練習のたまものです。」

先生も教え子の成長がうれしそう！

「楽しい部活なので、経験者、素人問わずたくさん入部してきて欲しいです。」

そういう中田くんは先輩となって後輩を指導してみたいという

新たな目標ができたようでした。