スウェーデンからの留学生マリアさんが、倫理、現代社会を担当する山下先生の1Fの授業で、自国スウェーデンついてプレゼンテーョンをしました。
地域のこと、気候のこと、食べ物のこと、神話のこと、スウェーデンの学校のこと、宗教のこと…
パワーポイントを巧に使いこなし、日本語で話を進めていきます。
ここがポイント!というところでは、山下先生も登場し、生徒達に考えさえる質問をなげかけ、ボディーアクションを交えて解説しました。
驚いたのが、スウェーデンの学校と日本の学校の違いをマリアさんが明確に教えてくれたことです。
スウェーデンでは、茶髪や化粧してもいいけど、次の3つは絶対やっちゃだめなのだそうです。
�ゞ斑罅∪簑仗欧舛磴世瓠�
�△�しゃべりしゃちゃだめ!
�O⇒輒気靴肪拗錙�欠席しちゃだめ!
もし、守れない人が居たらどうなるのですか?と尋ねると
「教室から今すぐ出て行け!」って怒鳴られ、閉め出されてしまうのだそうです。
「どうして日本語を勉強しようと思ったのですか?」
という質問にも日本語で
「日本語(という言葉)じゃなくて、日本の文化とかに興味があったのんだけど、日本人は英語話せないから、自分から日本語で話しかけなくちゃだめだって思ったから…」
なんていう、素直過ぎる返答に…少しドキっとしてしまいました。
物怖じすることもなく、堂々と日本語で語るマリアさん
日本語が上手いマリアさんに驚いた生徒から…
「どうやって日本語を覚えたのですか?」との質問があると…
「単語を覚えました。単語が大事だと思います。」というアドバイスが。
それを聞いた生徒から、「明日からの英語の小テスト頑張る!」なんていう声もあがりました。
マリアさんのプレゼンの準備をサポートしたビーソム先生。何時間もかけて良い作品に仕上げたのだそうです。
普段の授業での異文化交流…いいものですね。留学生が日本語でプレゼンしたのですから、今度は、我々が英語でプレゼンする番かもしれませんね。
マリアさんありがとうございました。心温まる1時間でした。
武南中学校 ICTを活用した授業公開
併設する武南中学校で ICTを活用した授業公開が行われ、多くの教育関係者の方々にお越し頂きましただきました。
美しい打ち放しコンクリートの天井に、音響効果を考慮したコルク素材の壁、廊下との隔たりさえないオープンな教室、長〜いホワイトボード、そして、電子黒板。武南中学自慢のモダンな教室で、4名の先生が授業を公開しました。
ここでは、武南中学ICT教育の中心メンバーとして活躍する英語科の池田先生の授業から、武南中学の取り組みを紹介します。
先生は、授業のはじめの掴みの部分でノートパッドを使い、前回の授業の理解度確認テストをします。生徒の興味をそそるように作られた4択の問題が電子黒板に映し出されると、生徒達は各自のノートパッドを使って解答します。すると、瞬時に、生徒達の解答率が電子黒板に表示されました。
未来形、過去形、現在完了形…これまで学んできたことを確認した後、この日はグループワークが始まりました。
「○○ってどういう人だろう?」というテーマで生徒各自が書いてきた英作文と考えてきたアイディアを、まずは、グループ内でシェアし、意見を出し合い、各班で最高の英作文となるように仕上げていきます。
グループ内は、リーダー、発表者、書記がわりふりされていて、各自の英作文をシェアし終わった後、リーダーを中心にメンバーひとりひとりの英作文の良いところ、着眼点の面白いところを述べ合い、書記が出来上がった英作文を、グループの ”発表作品” として、ノートパッドに打ち込んでいきます。
打ち込まれた作品は、前の電子黒板に送られ、先生が、赤でチェックを入れていきます。
綺麗な発音で温かく生徒達に語りかける池田先生。これからの教育のあり方を模索する若手教員の姿は頼もしくもありました。
今回の公開授業でみえた課題は、中学2年生ということもあり、ノートパッドに打ち込む作業に時間がかかってしまう班もあったということ。最新教育機器が整っていたとしても、それを有効に使いこなすのに必要な生徒達への”継続的な動機付け”をどう仕掛けていくかということ。そんなことを感じました。
武南中学2年生の彼らは、この3月にベトナム修学旅行へ出発します。現地の同世代の生徒達とふれあいの場を持つことを計画しています。彼らが新たな発見をし、自分自身への課題として受け止め、これからの学習の動機付けとなってくれれば…と思いました。
新たな時代の教育を感じさせてくれる爽やかな公開授業でした。
武南の名物教師
「TVドラマ『相棒』に出演する水谷豊さんのような語り口で、生徒を正解へと導く実力教師」と、英語科の大岡先生が雑誌で紹介されました。

筋道を建て説得力ある話し方で生徒に語りかけ、いわゆる受験屋とは違うノウハウで確実に成績を伸ばす大岡先生。その独特の世界観にファンの生徒も多いはず。そんな先生は、「先生の趣味はなんですか?」という質問には、次のように答えていらっしゃいました。
「私たちの太陽系が属する銀河系には、2000億個の星があり、この宇宙には銀河が1000億以上もあるそうです。また、宇宙それ自身も1つだけではなく、シャンパンから湧き上がる泡のように無数に存在するとか。毎晩そんなことを考えるのが私の趣味です。」

人間味あふれる人間離れしたスケールの持ち主大岡先生。同僚としても見習うことの多い大岡先生の授業を受けてみませんか?
交流授業
武南高校と蕨市立東中学校がこの3年間続けてきた『交流授業』をまとめた冊子ができました。

本書には、そもそもの交流授業のねらい、実施に至るまでの経緯から、各教科担当の指導案、また、受講した生徒からの感想、座談会形式で行われる高校教師の反省会、そして、新聞社に取り上げられた両校の取り組み記事の紹介まで、『交流授業』のノウハウとその成果が事細かに盛り込まれた力作です。

若い先生方も中学生のリアクションに考えさせられることが多かったようです。

この活動をはじめるきっかけ作りに尽力された大森教頭先生は、自ら、パイナップルをつかった実験を行い、『植物は決まった数字を持っていて、その数字を小さい順に並べて前の2つの数字を足すと次の数字になる』というフィボナッチの数列を紹介されました。

生徒の感想の中に、『これからいろんな植物をじっくりみてみようと思った』というのをみつけて、「あの有名なひまわりの絵を、ゴッホがこの不思議な数列を知っていて描いたのか考えながら見たら…面白いかもしれませんね。」と生徒が、教室で習ったことを生活の中で検証していく姿を思い浮かべ、教頭先生は、とてもうれしそうに目を細めていらっしゃいました。
中学生授業体験会
武南高校では、平成24年度より、お近所の蕨東中学校さんと「中学生の授業体験」という交流させていただいています。
先日行われた様子を、蕨東中学校の小松校長が「東中だより」の中で紹介してくださったので、ご紹介します。

<「東中だより」より抜粋>
平成24年度より東中学校3年生が武南高校にお邪魔し、高校の先生による従業を体験することになりました。授業体験をした生徒は、義務教育とは違った高等学校のレベルの高さを痛感し、その後の進路決定に大いに役立ったと感想を述べています。
授業体験をやらせていただくようになってからは、生徒・保護者共々「近くて遠い」存在だった武南高校が「身近」な存在として感じられるようになったのは言うまでもありません。
特に大森教頭先生の理科の授業を行っていただき、「花のおしゃれ」と題し、フィボナッチ数列の不思議をわかりやすく教えて頂きました。私も授業を参観させていただきましたが、感動の一言に尽きます。

ぜひ、この「授業体験」を含め、私立と公立の小中高の連携や交流を益々活性化させ、『コンパクトシティ蕨』の特徴を生かしていきたいものです。
熱心な東中学校の生徒さんの態度に、いつも驚かされ、良い刺激を頂いています。これからもよろしくお願いします。