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2007年12月22日の記事詳細

平成19年度 2学期終業式

2007.12.22

『二兎を追う者は二兎を得る!』 

 

最も長い学期である2学期が終わります。授業を通して、また生徒の皆さんと話をして、少しずつ武南のいいところや改善したいところが見えてきました。そして、武南生はもっともっと能力の向上が期待できるという確信を得ています。

例えば、「武南高校には冷静に客観的に物事を見ることのできる生徒がいる。」

また、「相手の立場を考えて話をすることのできるいい生徒がいる。」

そして、「真剣に授業の充実を臨んでいる生徒がいる。」

というような印象を持ちました。更に、話をしてみるとみんないい人間であると実感できました。

私は、このような武南生の能力を必ず向上させようと心に誓いました。

 

先日も、ある3年生と話をしました。彼はこう言っていました。

「武南には必死になって勉強しようとする雰囲気がない。」そして「武南は高くもない。そうかといって低いわけでもない。中途半端だ。」と分析していました。その言葉を聞いて私は「よし!」と思いました。それがわかっているなら簡単だ。学校全体が必死になって勉強する雰囲気になればいいということだ。勿論部活をやるものは思い切ってやる。そして、同時に必死になって勉強する。

「二兎を追う者は二兎を得る!」そのつもりでやる。

雰囲気作りは生徒だけではない。教員も職員も関係者全員がその気になること。

やる気のない授業はいらない。モティべーションの高めることのできない授業はいらない。その気がない教員には去ってもらいたいと思っている。勿論生徒に対してもそうだ。学習に関係ないおしゃべりや雰囲気を下げるような居眠りはだめだ。だらしのない雰囲気とはお別れだ。そういう意気込みでやってみよう。できるかどうかやってみるのだ。みんなで武南を変えよう。私は絶対できると信じています。できないときは、原因を調べ、新たな方策を探ることにします。

 

マイケルジョーダンの言葉を紹介します。

「私は自分のバスケットボール人生の中で、9000回以上のシュートに失敗した。300近いゲームに負け、26回はそれで試合を決めてくれると信じてもらって投げた最後のシュートをはずした。私は人生の中で何度も何度も失敗している。そしてそれこそが私が成功する理由なのだ」

失敗をしないことが大切なのではない。大切なことは失敗したそのことを覚えておくことなのです。マイケルジョーダンのすごさは自ら失敗して負けたことその1つ1つをしっかり覚えていたことなのです。その負けから、そのマイナスから、プラスを引き出しているのです。失敗を、負けを1つ1つクリヤーする努力、1つ1つの壁に正面から向かい合う努力をするのか、しないのか。そのことに尽きると言えるのです。

3年生、受験生諸君、最後の1時間、1秒まで努力すること。10回で覚えられなければ100回やる。君たちの未来の人生のために。

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