平成20年度 1学期始業式 |
2008.04.09 |
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『理想を追い求め努力する』
ちょうど1年前、私にとって武南で初めての始業式、私はオグ・マンディーノという作家の著した「十二番目の天使」という小説の主人公ティモシー少年が残した言葉の話をしました。
「Day by day in every way I'm getting better and better !」
「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなっているんです。」
この言葉は今の君たち一人ひとりにあらためて贈りたい言葉です。
例えば、勉強でもいい、部活動でもいい、誰にでも必ず調子のいいとき、悪いときがあるものです。この言葉はそのどちらの場合にも、自分を戒め、また激励してくれる素晴らしい言葉です。必ずこの言葉を口ずさんでください。きみを助けてくれると思います。
さて、私は、本年を武南高校改革元年と位置付けたいと思っています。何をどう改革するのかということですが、大きく揚げることは武南高校関係者全員の意識改革です。
武南はこんな程度か、という風に思っている人は少なからずいると思います。それを私は払拭したいと思っています。人は上を見たり、下を見たりして、落ち込んだり、安心したりしがちです。中途はんぱな目線でいるからそうなるのだと思います。ではどこを見るのかというと、天を見るのです。心の眼で天を見るのです。
更に、みんなが向けるべきまなざしは、水平線の彼方です、そして、足下をしっかり見る。
その2つを1本の線で結ぶこと、それが君たちの生きる姿勢であるべきです。
何処にあろうと、どんな状況であろうと、理想を追い求め努力する、そこに活きる姿勢の見事さがあります。第1希望であろうと、第2希望であろうとそんなことは関係ないのです。理想を追求し努力する姿が既に理想であると言えるのです。理想を追い求め努力するということは、どういうことでしょうか。それは、授業への熱心な取り組みであり、一生懸命勉強することであり、部活動の厳しい練習を乗り越えることであり、艱難辛苦に耐えながら前に進むという姿勢なのです。そして、一生懸命勉強する、厳しい練習をするということは、自分の人生の中で、本当に良かった人と出会えることやすばらしい感動を獲得するためなのだと言えるのです。
本年が、君たちにとって素晴らしい成長の年となるよう、私たち教職員も全力で改革の精神で頑張りたいと思います。お互いに理想を追求すべく、厳しきあるべきは厳しくしながら、是非とも君たちと手を取り合って努力しましょう。
”Day by day in every way I'm getting better and better !”
”Never never never give up”