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2011年04月24日の記事詳細

1年生保護者会での校長講話

2011.04.24

1年生保護者会での校長講話

桜が散った中庭の主役が変ります。 ここにきて存在感があるのが…ツツジです。 日に日に緑が濃くなる武南桜の木の下で …1年生は良いスタートを切ってくれたでしょうか? 

 

1年生の教室をのぞくと 、各部活の募集メッセージが書き込まれています。 是非、部活に入って自分自身の武南時代を創りあげてくださいね。 

 

1年生の保護者会がありました。

校長先生はお話の中で、保護者の方々からのお話に耳を傾けながら 「武南に来て楽しかった。良かった。」と言ってもらえるように 教師陣も頑張っていきたいという決意表明でした。

そして、武南高校に赴任してからの名場面を3つ紹介されました。

<校長先生のお話>

就任して1年目から感じていることがあります。それは、武南生の式や朝礼での聞く態度です。 私は県立高校7校を経験してきましたが、どの学校よりも今の武南生の方が話し手の顔を見て しっかりと話を聞いてくれると感じています。 人の話に耳を傾けることなく 自分の主張のみを連発する人が多くなっている中で、 真剣な話し手に呼応して真剣に耳を傾けるという姿勢こそ、 民主主義の原点であると思います。 そういう点で武南生は素晴らしいと思います。

人はできそうもないと思ったことでも、 仲間と取り組むことで連帯感が生まれ、 更に一段上って切瑳琢磨する集団に変化することがあります。 昨年の文化祭で演じた2年のあるクラスの英語劇(ミュージカル)は 正にそれを感じさせてくれました。 クラスのひとり一人がそれぞれの役割を受け止め、 舞台の上でも下でも勤めを果たし、 1つの作品を仕上げ見る人にも感動を与えました。 これぞ、見事に壁を越える力を得た瞬間だったと思いました。

一昨年7月、灼熱の埼玉スタジアムサッカー場、 関東プリンスリーグ最終戦でした。 我が武南は、伝統の白と紫のユニフォームを身にまとい、 強敵を相手に互いに一歩も譲らない好ゲームを展開しました。 共に全力を出し合い終わりのない試合のように思われた終盤、 ゲームを作っていたMFのピンポイントのパスを 胸でトラップした最も頼りになるFWが、 見事なループシュートをキーパーの頭越しに決め、ゴール! 武南のAグループ復活を成し遂げまし。
感動したのはこれだけではありません。 彼らは疲れ果てたその足で、 勝利の感激を味わう時間さえ惜しむように、 川口の青木公園球場へ向かったのです。 同じクラスの仲間たちが出場する 夏の高校野球選手権県予選を応援するためでした。 そして、力の限り声援を送り仲間を鼓舞しているのです。 「すごい奴らだな、人間として心から尊敬できる生徒がここにいる。」 心の底から感動させてくれる生徒が武南にいると確信しました。 

 

1年生のみなさん、 部活に、勉強に… 校長先生の胸にも残る伝説を創る…そんな3年間になるように 何事にも積極的に挑戦していきましょう!

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