武南高等学校女子バレーボール部は、昭和43年(1968年)に創部され、今年56年目を迎えることになりました。  発足してしばらくは、屋外の練習であり、用具も十分とは言えず、また、現在とは違って、学校全体の女子生徒の人数が少ないこともあり、部員を集めるのに苦労した時代もあったそうです。
 
  昭和51年に現在の体育館が完成し、天候に左右されずに練習ができるようになり、部員の数も増え、本格的に活動が始まりました。 そして、この年、昭和51年6月25日(金)に行われた全国高等学校総合体育大会バレーボール選手権大会が公式戦のデビューとなりました。当時は、地区大会がなく、県内のチームが一同に集まり、試合を行う形式であり、県立秩父東高等学校と対戦し、第1セット目が1対15、第2セット目が4対15で、ストレート負けしたそうです。  

  その後、めまぐるしく監督が替わり、時代も平成へと移り変わり、平成5年(1993年)に現監督の中村が、男子バレーボール部の監督を退き、女子バレーボール部の指導にあたることになりました。 そして、2年後の平成7年(1995年)4月に行われた国民体育大会第一次予選会南部地区大会ではベスト8となり、さらには6月に開催された学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会において、南部地区予選会を勝ち抜き、創部以来はじめての埼玉県大会への出場を決めました。創部28年目にしての快挙を成し遂げました。

  平成17年(2005年)2月に行われた第36回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会埼玉県大会(春高バレー埼玉県大会)にはじめて出場したほか、6月に開催される学校総体兼全国高校総体埼玉県大会に毎年出場しています。

  私立高校の中には、能力の高い選手たちを育成する部活動も数多くありますが、武南高校女子バレー部では、現在のところ、選手を集めるようなことはしていません。練習会などを通じて、武南高校で是非バレーボールをやりたいと思ってくれた選手や、入学後、バレーボールを続けたいと考え、入部を決めた選手で、一生懸命練習に励んでいます。 そして、先輩たちが示してくれた「努力すれば必ず県大会への切符を手にすることができる」ということを信じて、日々頑張っています。
創部56年目を迎えて