中学校『技術・家庭科』におけるSTEM的問題解決能力を育むプログラミング授業
2022年12月16日
中学2年生を対象に「STEM的問題解決能力を育む中学校『技術・家庭科』におけるプログラミング授業」が始まりました。
「自律型ロボットづくりを通して学ぶ計測制御技術と現代的ものづくり」をテーマに開催。
2年目にあたる本年度も、埼玉大学教育学部の准教授であり、STEM教育研究センターの野村泰朗所長をお招きしました。
STEM教育には「自分で学び、自分で理解していく子ども」を育てるねらいがあります。これまでの「先生が教え、生徒は覚える」スタイルの学びでは、人工知能(AI)を使いこなせる人材には育ちません。新たな時代に必要とされる自発性、創造性、判断力、問題解決力を養う。それがSTEM教育の本質的なねらいなのです。
生徒の皆さんは問題解決能力の概念の講義から始まり、マイコンボードの説明とその使い方を学んだ後は、自分のプログラムを入力し、自動車を動かしていきます。
音に反応するプログラムを入力して前進や後進を行ったり、旋回させたり、思い思いの「ロボット」を作り出していきます。
生き生きと学ぶ生徒の皆さんの姿を目の当たりにし、この取り組みの大きな意味を実感しました。生徒会長の赤石さんからのお礼の言葉の中にあった「授業としての取り組みだけではなく、日々の生活にどのように生かしていくかを考えていきたいと思います」の言葉に、これからの輝かしい未来を見た気がしました。