[柔道部]柔道部 関東大会レポート |
2013.06.29 |
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平成25年度 柔道部 関東大会レポート
6月1日・2日の日程で山梨県小瀬スポーツ公園武道館にて『第61回関東高等学校柔道大会』が開催されました。我々柔道部は、男子団体で県大会を4位で通過し、4年連続6回目の関東大会出場を果たしました。柔道の場合、関東大会は独立した大会(全国大会とは繋がっていない)なので、まずは1つの目標を達成できて嬉しく思っています。
さて、試合のレポートです。初戦は山梨県7位の甲府城西高校との対戦でした。戦力的には問題なかったのですが、それでも緊張して思うように体が動きませんでした。十分な組み手で持っているのに技に入っていけないような場面が何度かありました。結果として5―0で勝利したものの、やはり初戦の怖さを実感しました。
2回戦は茨城県1位の水戸啓明高校との対戦となりました。「厳しい戦いになるが、やるだけのことはやろう」という気持ちで挑みました。
先鋒・毛利は相手の技を器用にかわしてポイントを取り、合わせ技で一本勝ちをおさめました。先鋒の試合はその後の試合の流れを作ります。一気に押せ押せムードになりました。
次鋒・髙田は1年生ながらメンバーに抜擢された逸材です。妥協しないストイックな姿勢で完全に組み勝ちます。終始有利に進めて、技あり勝ちをおさめました。あと3人のうち1人勝てば勝利が決まります。
中堅・小田桐に期待がかかりました。試合運びは悪くなかったし、有利な組み手で持っていたのですが、今ひとつ攻めきれず結局引き分け。あと2人。
副将・石渡の相手はかなり身長の高い選手でした。奥襟を持たれまいと相手の手を払いながらかわしていたのですが、相手の圧力に押されて場外に出てしまいました。柔道では消極的な姿勢を見せると反則を取られてしまいます。これを「真っ直ぐ下がった」と見なされて石渡に【指導1】が与えられました。これをチャンスとばかりに相手はどんどん前に出てきました。相手の圧力をかわしきれずに【指導2】【指導3】と与えられ、ついには【反則負け】。流れは一気に変わってしまいました。
大将・宮下は体重135キロ。巨漢が多い柔道界においてもやはり大きいです。スコアは2-1なので一本負けしなければ負けはなかったのですが…ここで守りに入ったところを突かれました。下にもぐられて背負い投げで一本負け。監督共々『弱気は最大の敵』を身をもって思い知る結果となりました。
戦略的な反省点の残った今回の大会でしたが、それでも結果として3位になったチームとほぼ互角に戦えたことは大きな成果であったと思います。生徒たちはこの経験を糧として今後に活かしていって欲しいと願っています。応援ありがとうございました。
柔道部顧問 福島智教