[陸上競技部]ぶれない心 武南高校陸上競技部の魂 |
2015.03.02 |
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武南高校陸上競技部の魂
勝利によろこぶ生徒の胸にも…
練習で顔を歪める生徒の胸にも…
笑顔で微笑む男性のイラストが描かれています。
この絵のモデル、実は、武南高校陸上競技部創設者、故尾梶博先生です。
厳しくって、怖くって、優しくって、おもしろくって、偉大な尾梶先生を慕い、埼玉県の多くのランナーが武南陸上競技部に入部し、切磋琢磨し、武南高校陸上競技部は、県内の陸上名門校のひとつに数えられるまで発展してきました。現在の顧問尾花先生も尾梶先生の教え子です。先生は言います。「尾梶先生が病気で倒れて13年経ちますが、部活の大切な心、魂はぶれない。ぶれるようなことがあってはならない。」と。
今年も生徒達の記録が1冊にまとめられ、尾梶先生時代から残されている、武南高校陸上競技部ファイルに綴じられました。
昭和40年代から続き、今も残る各生徒達の記録。そして、歴代の武南高校陸上競技部の中での新記録は、武南高校記録として、現在まで更新され続けているのです。
尾梶先生が昭和50年代当時の部活について書いたものに目がとまりました。
「最近、私がクラブの練習に出て感じることは、このごろの生徒は、根性がなく、誰のためにやっているのかわからない。口先は達者で実行が伴わないのである。身体ごとぶつかってくる気迫が全然感じられない。部員全員練習に参加する日はまれである。本校クラブは、1、2年生で18名、決して多くはない。ところが何時も何らかの理由で欠席者がいる。自分自身で入部したクラブ、もっとしっかりしなくては!顧問として全員そろわないと練習を見る気持ちが半減するものである。自分の力を出しきれるのは、若いうちだけ、苦しみで得た記録は金銭では買えないし一生の宝だ。そのためにも自分の気持ちをひきしめてがんばって欲しい。当部もやっと県内では有数のクラブに成長したがその土台は諸先輩方が築いてくれた伝統というものがあるはずだ、確かにその頃は弱く予選で負けてくる者が多かったが今の生徒にはない情熱と気迫があった。「言うより実行」である。強さの上にアグラをかくことなく常に上を見て一日一日の練習に汗を流して欲しい。1,2年生にタッチされた今、各自目標を持ち到達し、みじめな結果に終わらないよう努力しよう。」
オリンピックに3回出場した山崎一彦先輩が国体で優勝した時のものもありました。
はまなす国体 少年男子400MH 武南高校 山崎一彦
「今回の国体は一昨年の沖縄国体に続き、二度目の国体出場となりました。記念すべき初出場の沖縄国体は、今回出場した400MHとは別の110JHの出場しました。その時は上位入賞という目標で臨んだのですが、夢にまで見た国体出場と、その場の雰囲気に飲まれ準決勝でハードルをひっかけ、決勝進出することができませんでした。悔しくて、悔しくてたまらないのと、先生に申し訳ないのとで、思わず悔し涙を流してしまいました。
それから2年間、いつか勝つ、いつか勝つと思いながら、夏のインターハイも4位に終わってしまいまい、とうとう高校生最後の国体がやってきました。幸いトップタイムで決勝に残ることができ、後は今までの3年間の総まとめとして悔いのないレースをしようとリラックスに心掛けました。
勝った瞬間、いままで辛かった事などすべて忘れてしまい、ただ、ただよろこびが湧くだけでした。表彰が終わり、尾梶先生が正面玄関で待っていてくださって握手しながら「3年間つらかったけどよかったな。」とおっしゃった時、先生と私は涙してしまいました。前回流した涙とは全く逆の涙でした。私は本当に幸せ者だと思います。あの涙は一生忘れません。
私が高校三年間の最後の最後で花を咲かせられたのも、雨の日も風の日もハードルをならべ、タイムをとってくれたマネージャー、自分のことのように喜んでくれたチームメイト、そして一緒に走り、跳びながら指導をしてくださった川口岸川中の前野先生のおかげです。最後に尾梶先生、中村先生、本当にありがとうございました。」
400mの名選手だった尾花先生のお名前も…発見!
三送会
陸上競技部の3年生を送る会にお邪魔してきました。OBを代表して山下先輩も招待されていました。
先生から記録の書かれた冊子が配られると、みんなそれぞれの思いを抱きながら紙面に目を落としていました。
先生は、この1年の様子を振り返りながら、武南新記録の者、また、年度当初定めた目標記録を更新した者を表彰し、記念品が贈られました。
セレモニーが終わって…司会の女子部員からも笑みがこぼれました。いよいよ先輩達への感謝の気持ちを伝える HAPPY TIME の時間です。
在校生からの寄せ書き、記念のマグカップが贈られました。
武南高校陸上競技部の強さの秘密、伝統とはどう向き合うべきものなのか、男の生き様…。楽しそうに会を楽しむ卒業生と現役生徒達の笑顔に色々なことを感じました。在校生のみなさん これからも部活を盛り上げていきましょう!卒業生のみなさんもそれぞれのフィールドで走り続けてくださいね。
尾梶先生は男子砲丸投げ元世界記録保持者アル・フェアーバッハの言葉を引用し、当時の生徒達を鼓舞されていました。
勝つためには
「Training, Training, Training. Hard, Hard, Hard, Think Think Think」
武南高校陸上競技部のみなさん 素晴らしい伝統があることを今一度自覚し、誇りに思い、これからも走り続けていきましょう!
[陸上競技部]陸上競技 全国選抜大会 入賞 |
2014.10.02 |
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全国高等学校陸上選抜大会 第8位
陸上部400mの絶対エースとして活躍してきた3年白幡くんが、高校時代最後の全国大会で、300mに出場し8位入賞を果たしました。
慣れない300メートルという競技は、ペース配分が難しかったそうです。
部を共に引っ張ってきた盟友、荒木くんと1年生の時の写真と『マイルの武南』復活を全国に知らしめたインターハイ入賞メンバーとの写真
大学でも陸上を続け、インカレに出場することを目標にする白幡くんに、3年間の思い出を聞いてみました。
「一緒にトレーニングに励み、タイムを競い合い、グランドからも懸命に応援してくれた仲間の顔が思い浮かびます。それから、考え抜かれたトレーニングや、陸上競技の面白さを教えてくれた顧問の尾花先生には、もう感謝しかないです。」
陸上を通し、白幡くんが人としても強く大きくなったのを感じました。
[陸上競技部]走り幅跳び 国体へ! |
2014.08.30 |
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陸上部 走り幅跳び 国体へ!
陸上部 国民体育大会県予選会で、齋藤くんが、走り幅跳びで優勝しました。
110mハードルでは、後藤くんが2位となりました。
この結果、齋藤くんは、10月に九州で行われる国民体育大会に出場が決まりました。
青空も顔をだし、生徒会主導のもと、斉藤くんの壮行会が引き続き行われました。
校長先生、生徒会長から激励の言葉が贈られました。
試合での目標は、7メートル40センチ。自己ベストが7メートル代ですが、高校1年生、伸び盛りの斉藤くんはあくまで優勝を狙います。
武南高校陸上競技部の様子も尋ねると…
「顧問の先生方も仲間も素晴らしいし、モチベーションがあがる練習プランも魅力ですね。」
1か月間、しっかり練習をして、大舞台での自己ベスト更新を誓います。
応援よろしくお願いします。
[陸上競技部]陸上部 関東大会 壮行会 |
2014.05.26 |
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関東大会壮行会
陸上部の県大会表彰と関東大会出場壮行会が行われました。
男子は総合5位入賞を果たしました。
努力してきた ことが報われたからでしょうか、大きな自信が瞳の奥にみてとれました。
壮行会では、選手一人ひとりから、関東大会に向けての思いが語られました。
キャプテンでもあり、400mと400mリレーで関東大会に出場する白幡くんは力強く言いました。
「部内での競争もあり、いい刺激になっています。今年もインターハイ出場に向けてがんばりたいと思います。」
110mと400mハードルの定常くんは埼玉県大会を振り返ってこんな抱負を語ってくれました。
「決勝では、周りが3年生ばかりだったので、思い切って勝負することができました。関東大会では、自己ベストを出せるようがんばってきます。」
さわやかな笑顔の2メートルジャンパー、走り高跳びの横山くんに、2メートルを飛ぶってどんな感じですかと尋ねると
「一瞬無重力なったように感じられて…その後から包まれる歓声がたまらないですね。」
と笑顔で答えてくれました。
陸上部のみなさんが、長い人生の中で、最高の歓喜の瞬間を手にいれられるよう…これからも応援よろしくお願いします。
[陸上競技部]陸上部 関東大会出場決定! 速報 |
2014.05.12 |
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