おめでとう!大山イズムの継承者たち 祝!関東大会出場
サッカー部 2019年05月01日
高校サッカー戦国時代、平成最後に埼玉県を制したのは武南高校でした。
毎年、全国でも十分戦えるチームを作ってきたのにもかかわらず、2013年以来の県内制覇さえなかったという事実。いかに埼玉県のレベルが高くなってきているのか、改めて思い知らされるとともに、久々の勝利の味に酔いました。
「浦和東との戦いは重たい試合になるんだよ~」と新田コーチが言っていたように、浦和東は身体能力が高く、しっかり守りの体制にはいられてしまったらゴールをこじ開けるのは至難の業です。「試合前に、えぐっていくように大山先生(前監督)にもアドバイス頂いて…」と、勝利監督インタビューでも応えていた内野監督の言葉通り、チャンスの時には相手コートのエンドラインいっぱいまでドリブルでしかけました。ボールを奪えばすぐに相手が守りのフォーメーションに入る前に、ワンタッチのパスや、大きなサイドチェンジで相手を揺さぶり、中盤からの思いっ切ったセンタリングでゴール前に合わせたかと思うと、果敢にドリブル突破もみせました。よく鍛えられている浦和東の選手が延長戦で足をつるぐらいですから、攻撃されたって怖がらない。攻撃が最大の防御…そう思える戦いぶりでした。内野監督の采配に選手たちもよく応えました。延長戦のもやもやした雰囲気を一掃した今大会スーパーサブとなった矢地くんの目の覚めるような強烈なシュート。CBの宝満くんを中心に、熊谷工業に5-0、浦和南に2-0、埼玉栄に3-0、聖望学園に3-0と全試合無失点で守り抜いたディフェンス陣、GK渡辺くんの怖がらず前に飛び出すプレーはチーム全体に勇気を与えているようでした。
一位通過での関東大会では ”新生武南” の名を轟かせて欲しいです。
まずは、令和一勝をめざし、選手のみなさん、謙虚に大胆に、自分たちのプレーを究めてってくださいね!
優勝おめでとう!感動させてもらいました。
メガフォン持っての応援にまわった部員達。
サイドラインから選手を鼓舞した勝利の女神チア部の生徒達。
スタンドに座れず立ち見で応援してくれたOBOG、同級生。
試合1時間前にはBUNANの旗をかかげていた保護者のみなさん。
垂れ幕の下に座って応援してくれるサッカー少年。
武南高校サッカー部のファンのみなさん。
応援ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
試合後、大山前監督と握手をさせていただきました。”もう一度先生を全国に!” そう願うOB達の熱い願いは、先生がベンチにいらっしゃる間には叶いませんでしたが、内野新体制となった武南が、また関東の舞台に立つことができ、大山イズムがしっかり引き継がれたことを、高らかに宣言する勝利だったようにも思います。令和という新たな時代の幕開けにふさわしい勝利でした。「おめでとうございます。」そう言って差し出された先生の手に触れた時、「本当にありがとうございました。」と、うれしさとこれまでの感謝の気持ちで…泣きそうになりました。少しだけ離れたポジションになりますが、これまでと変わらぬ熱くって厳しくて的確なサポートよろしくお願いします。