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学校法人 武南学園 武南高等学校

剣道部 合同夏合宿のご報告

剣道部 2019年08月02日

 7月21日〜25日に入間向陽高校において剣道合同夏合宿が行われました。参加校は武南高校、入間向陽高校、川越女子高校、越谷東高校、新座高校、三郷北高校でした。複数の学校が集まり、生徒同士が刺激しあう環境において、また多くの指導者が見守る中、良い成果を得ることができました。また最終日に向陽杯という男女別の個人戦が行われ、男子では山内将弥(1年。川口市芝東中学校出身)が優勝しました!その試合についてお知らせします。  

各校とも有力選手を抱え、誰が優勝するかわからない今年の向陽杯。山内の持ち味はスピードと力強さ。その持ち味を十分に発揮して、山内は順当に勝ち上がっていきました。まず苦戦したのが準決勝で、相手は同じタイプの他校の2年生。彼は昨年からチームの主力の一員として活躍している優勝候補の選手でした。予想通りしのぎを削る勝負となりましたが、山内の執念の一本が決まり、決勝進出を決めました。

決勝の相手は他校の1年生で、合宿の稽古内容からも良い選手であり、優勝候補の1人に挙げられていました。決勝戦までの疲労に加え、蓄積した合宿の疲労を背負いながらの試合は序盤に山内の捨て身の一本が決まり先制。このまま時間が過ぎるかと思われた後半に相手選手の必死の一本が決まり、延長戦に入りました。一本取り返したことにより勢い増す相手選手に対し、持てるもの全てを出し尽くす山内。そして延長約5分に疲労を見せる山内に相手選手の鋭い面打ちが繰り出されましたが、山内はその打ちを返し強烈な胴を打ち込み、旗が3本上がり見事勝利を収めました。 試合後、山内は「優勝できたことは素直に嬉しいです。ただ今日の試合内容に満足していません。また明日から稽古し直します」と話していました。顧問の浅岡先生も「どんな試合であっても勝つことは難しいことなので、結果には満足しています。次は見ている人を冷や冷やさせないような万全な試合ができるように、また県内トップクラスの選手になれるよう鍛え直します」とのことでした。「優勝の決め手は?」の質問に浅岡先生は「普段の稽古における真面目さでしょうか。入学前の3月から部活に来て、今に至るまでその姿勢が変わらないですし、一本取ることに対する執念が良いですから」と答えていました。来年の向陽杯での連覇と今後の活躍に期待したいですね。  

 剣道部では随時稽古の参加をお待ちしています。練習日程の関係もありますから、参加を希望される方はご一報ください。剣道部の公式Facebookのメッセージもしくは学校にお電話いただければと思います。剣道部は経験や過去の実績を問いません。やる気のある人大歓迎です。顧問の佐々木先生(七段)、浅岡先生(六段)が専門的に、熱心に指導をしてくれます。