柔道部 インターハイ予選 埼玉県 第3位
柔道部 2021年06月24日
インターハイ出場を賭け、3年生最後の大一番、団体戦の県大会が6月21日22日に埼玉県武道場で行われました。
「力はあるものの結果に恵まれなかった」今年の武南高校柔道部は、大会のシード権が決まる昨年11月の大会で、早々と強豪、埼玉栄高校とあたっていたので、今大会はシード権はなし。4地区各シード校がトーナメントの4つの山に振り分けられ、武南は、東部地区1位の春日部工業高校の山に入りました。
予選1回戦の春日部共栄戦、2回戦の岩槻高校戦、3回戦の春日部工業戦は、実力を発揮し、いづれも5-0で圧倒的勝利を飾りました。
この試合の注目は、先鋒で出場した3年生の佐藤くんの活躍です。
73キロ級で、1年の時からレギュラーとして試合に出場していた佐藤くんですが、2年11月の1週間前に怪我をし、手術をしなければならなくなりました。ケガが長引き、練習を休んでいる間に、なんと、体重が95キロにまでなったそうです。それでも、今大会の団体戦は、体重、階級に関係なく出場できる大会なので、持ち味を十二分に発揮して、「最後の最後にチームに貢献してくれた」と、顧問の佐藤先生もうれしそうに語ってくれました。
ベスト4をかけて、同じ南部地区の大宮東高校との対戦になりました。
大宮東は前の試合で、重量級を集めた進修館高校に勝って波に乗っていました。
先鋒 神崎くんは、勢いに乗る相手にてこずり、寝技に持ち込んだところを…返され、腕十字でタップ負けを喫してしまいます。試合巧者神崎くんを倒したのですから、相手は勢いづきます。そんな流れを断ち切るために、次鋒髙橋くんが畳に上がります。
次鋒 髙橋くんは、授業で教えた先生方誰もが、「髙橋は良い生徒だよ~!ホント良いんだよ~!」というのを職員室でこれまで何回も聞いてきました。この場面でも、彼は期待通りに、相手を1回転半させて、ワザあり。もう一回きちんとなげて1本勝ちを納め、相手に傾きかけた流れを、武南に引き戻します。
中堅 小林くんも2年生でありながら、自分の役割を果たし、内股1本勝ちで、武南優勢に流れを持っていくことに成功しました。
副将 佐藤功くんに、引き分けならば、ほぼ武南のベスト4進出が決まるという状況でバトンが回ってきました。柔道競技には、よくあることなのですが、有利な時ほど、逃げ切るのが、実は難しいのです。2年生の佐藤功くんも、攻めきれずにいたところ、なんと、一瞬のスキをつかれ、寝技で1本負けとなってしまいました。「この経験は大きいよ~」顧問の佐藤先生も、「しっかり反省し、次回に必ず生かせ!」とおっしゃっていました。
大将 國松くんまで、とうとう勝利の行方はわからなくなりました。それでも、國松くんは落ち着いて、相手の奥襟をとると、引き回し、相手を指導、掛け逃げで反則勝ちとじわじわと追い込み、勝利しました。
これで、武南の3位以上は決定です。
準決勝の相手は、栄高校でした。
結果からすれば、5-0と一方的であったように見えますが、
「みんな前回(の試合)よりも粘ってた!」と、
佐藤先生も、このチームでの挑む、最後の試合に生徒たちの確かな成長を感じているようでした。
埼玉県第3位
結果の残せなかったチームが最後にみんなで残した見事な結果です。おめでとうございます!
みんな良い笑顔でしょう ♪
武南高校柔道部への入部を考えていらっしゃる中学生の方は、武南高校柔道部顧問佐藤までお電話ください。