真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

がんばってきて本当によかった!

アメリカンフットボール部 2015年10月09日

アメリカンフットボール部 順々決勝

小雨が降る中キックオフ。

準々決勝が行われた。相手は春の大会で関東大会に出場した強豪の千葉日大一高であった。非常に厳しい戦いが予想された。

「いける!いける!」

 

声があがった。レシーブを選択した武南であったが、ファーストシリーズでファーストダウンを奪うことができた。そのシリーズで得点を奪うことはできなかったが、選手は「いけるんじゃないか」という気持ちになった。相手の強力な攻撃を武南ディフェンスがしのぎなんとか前半1つのタッチダウンに抑えて後半へ折り返した。

気持ちを入れなおして迎えた後半、ゴール前1ydまで武南オフェンスが攻め込む場面もあったが、相手の分厚いディフェンスを破ることができず、逆に相手のランニングバックを止める事ができずに3つのタッチダウンを奪われて試合が終了した。

よいプレーも見られたが、多くの克服しなければならない課題が見つかった試合でもあった。この試合をもって、2人でがんばってきた3年生が引退となった。

#59 主将 荻久保 純

1年生のとき、同じ中学の関がアメフト部に入部するというので、少し不安はあったけど、見学に行った。ムキムキな大男たちが大勢いるのかと思ったら、部員が5名しかいなかった。帰宅部になるのはいやだったし、先輩もやさしく雰囲気はよかったのでとりあえず入部することにした。防具をつけての練習は想像以上に痛かった。チームは11名いなかったため単独チームで出場することができなかったので、合同チームでの出場であった。公式戦に出場はしたが、何がおもしろいのかよくわからなかった。2年生になり、多くの新1年生が入部してくれた。そして、秋の大会では初めて単独チームとして出場することができた。僅差で負けはしたが、アメフトが初めて楽しいと思える瞬間であった。そして、主将として迎えた3年生、春・秋ともに勝利することができた。勝利の瞬間はなんともいえないものがこみ上げきた。アメフト部でがんばってきて本当によかったと思えた。

この2年間で、アメフト部は強くなっているし、主力の2年生が最高学年になるので、後輩たちにはシード校に勝って、いずれは関東大会に出場できるようにがんばってもらいたい。