【柔道部】大分インターハイ 結果報告
柔道部 2024年09月11日
インターハイ柔道競技は大分県 レゾナック武道センター で行われました。
本校から出場した泉選手73kg級は、武道館よりも広い、横に4面とれる長細い会場を見て、闘志をみなぎらせ、丁寧にアップを開始しました。
抽選会のくじ引きで、1回戦はシードとなっていたので、対戦相手となる徳島県の選手をじっくり見ることができました。
落ち着いて畳にあがれる。…はずだったのですが、
試合開始早々、小柄で素早い動きの相手に懐に飛び込まれ、担がれて、投げを打たれてしまいます。
「わっ!」
危ない場面でしたが、泉選手は、巧みに体を回転させ、腹ばいで着地。
そしてそこから、得意の寝技に入ります。
「決まった!寝技1っ本!?」と…思ったのですが、
流石、全国大会に出場してくる猛者たちは違います。
相手選手も最後まで諦めず、体をくねらせ、15秒で、寝技から逃れてみせたのです。
その後も、激しい攻防が続きましたが、何とかこらえ…
寝技15秒の技あり優勢勝ちで3回戦進出を決めました。
3回戦の相手は、先の大会で、全国3位になった選手でした。
泉選手のたてたゲームプランは、「相手を引いて引いてから押し倒す」というものでした。
ところが、いざ、相手と組んでみると、熱くなってしまったのか、
「えっ?!」
試合開始そうそう、決めわざにしていた技を出してしまいました。
相手は、体力も削られていない状態だったということもあり、泉選手の出した得意技をかわし、
逆に、相手の得意技、膝をついての大内がけで転がされてしまいました。
「技あり!」
なんとか背中をつけず1本を逃れ、泉選手も反撃にでますが…
一度相手に流れを見せてしまった技を決めるのは難しく、技ありをとって優位にたった相手には余裕も生まれ…
最後まで攻めて攻めて攻めぬいたのですが…3回戦敗退となりました。
負けはしましたが…よくがんばりました!!
この大会で2位となった神奈川代表の選手は、泉選手が関東大会ベスト8で戦った選手でした。戦ってみて、「手の届くところにいる」という実感を覚え、これまで頑張ってきた泉選手。結果は…少ししょっぱいものになってしまいましたが、これまでよく努力をしてきました。
上へ上へ、今よりも上へ。そんな気持ちを大切に、大学でも柔道を通して、勝ったり負けたり、人として成長していってくださいね。
選手への応援ありがとうございました。引き続き柔道部をよろしくお願いします。