【サッカー部】14年ぶりの決勝戦
サッカー部 new!2025年11月16日
高校サッカー選手権大会・埼玉県大会決勝戦は、風のない、温かな陽射しの埼玉スタジアム2002で行われました。
前半開始直後、武南ゴールを襲った強烈な一撃。それをキーパーが見事にセーブしてから、チームは一気にリズムをつかみました。声を張り上げ、仲間を動かしながら、ギアが入れば手に負えない昌平高校の攻撃に真正面から立ち向かい、鍛え上げられたディフェンス陣が身体をはって守り切り、大崩れすることなく食らいつく姿はまさに“意地”そのものでした。
個の技が光る両チーム。武南がボールを奪うと、狭いスペースでのパス回しから横に叩いて、一気に前へ。そして、ボールをもらった163cmのエース 有川選手が、186cmの相手DFに巧みなドリブルから抜きにかかりシュートに持ち込むたび、スタンドが大きくどよめきました。技と技がぶつかり合う、胸が熱くなる名勝負。そんな試合でした。
スタンドで声を枯らすサッカー部員、声援を送るチア部員。実は、高校2年生は明日からオーストラリア修学旅行のため、インフルエンザ感染対策でマスク越しの応援となり、声が出しにくそう…。チア部員は、それでもキラキラしたまなざしで、選手たちの背中を押す応援をしていました。
「古豪復活は目の前」新聞にはそう書かれていました。会場にも、その瞬間を願う武南サッカーファンがたくさん詰めかけてくれました。60年大会の全国制覇から44年。勝負の世界では“勝たなければ”と言われるのかもしれません。それでも、平野キャプテンを中心に、こんなに良い試合ができるチームを今年も応援できたことを誇らしく思いました。大山前監督時代からこんなに素晴らしい武南のクリーンサッカーを楽しめていることが…そもそもしあわせなことなのだと思います。
明日は勝ちたい!でも、青春は、結果だけじゃ測れない。そう思わせてくれる、素晴らしい80分でした。
選手のみなさん、感動をありがとう。
スタンドに駆けつけてくださった皆様、ありがとうございます。
引き続き武南高校サッカー部への応援をよろしくお願いします。
スタッフのみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

