【柔道部】快進撃!選手権大会への出場決定!
柔道部 new!2025年11月26日
武南高校柔道部 快進撃!1月の選手権出場決定!
令和7年11月24日、埼玉県立武道館にて「県民総合スポーツ大会兼 高等学校柔道競技新人大会兼 関東高等学校選抜柔道大会 県予選・団体戦の部」が行われました。この大会は重量制限がなく、勝てば1月の選手権大会出場が決まる重要な戦いです。これまでも埼玉栄高校の独壇場で、昨年度は埼玉栄高校が選手権大会優勝を果たしています。
武南高校は南部地区2位通過で出場し、東部1位通過の春日部高校のやぐらに入りました。2回戦から登場した武南の初戦は鷲宮高校。チーム一丸となり、5-0で勝利を収めます。
続く3回戦の相手は、この前の大会で敗れたふじみ野高校。試合は一進一退の緊迫した展開になりました。
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先鋒・守嶋選手(100⁻級)は相手のエースに惜しくも敗退
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次鋒・吉田選手(73kg級)は引き分け
しかし、悪い流れを断ち切ったのは中堅・西本選手(100⁺級)の攻め切っての勝利。
その後、副将・渕田選手(81kg級)が怪我のため鈴木選手(90kg級)が出場し、緊張しながらも見事勝利を収めます。
そして、大将・鈴木選手(90⁻級)が決めて初秋の借りを返しました。
ベスト8では春日部高校と戦い、チーム全員が力を出し切り、危なげなくベスト4進出を果たします。
準決勝
関東大会にも出場経験のある先鋒・守嶋選手(100⁻級)が、73kgの相手のエースに技有優勢で惜しくも敗れるという「まさか」の展開に。
続く次鋒・吉田選手(73kg級)も、同級の2年生の相手に内股を決められ、0-2と武南は一気に追い込まれてしまいます。
会場からは、保護者の皆さんの応援の声がさらに大きく響き渡ります。
あとがない武南は、ここからチーム全員の意地と気迫が爆発します。
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中堅・西本選手(100⁺級)が横四方固めで一本勝ち
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副将・森脇選手(90kg級)が大内刈りで一本勝ち
ここで、大将戦は修学旅行から前日帰国したばかりのエース伊藤選手100⁻級が畳にあがります。
伊藤選手は、どっしり構え、相手が突っ込んできたところを見事に返して合わせ技で勝利を勝ち取りました。
最高の勝負でした。
「伊藤選手以外はすべて1年生という若いチームのため、チームとしての試合の流れをちゃんと考える冷静さが必要」と顧問の佐藤先生が言うように、実は、同じ2勝でも勝ち方に違いがあるので、伊藤選手は負けなければいいという戦いであったようです。ムキにならず、相手の力を利用してしっかり勝ち取るエースの活躍に、佐藤先生も満足しているようでした。
決勝戦では王者・埼玉栄高校に敗れはしましたが、武南高校の全員が全力を尽くし、控え選手も含めてチーム一丸で選手権大会出場の切符を手にしたことは、今後の大きな自信につながります。
応援に駆けつけてくださった保護者の方々、卒業生の方々も含めたサポーターの皆さまの力が、柔道部の成長と力強さを支えてくれています。
これからも武南高校柔道部への熱い応援をよろしくお願いします。

