アメリカ研修 2019 その6
2019/03/20
今朝のボストンは気温が-1℃と冷え込んでいましたが、実はこの気温は昨年よりも暖かいそうで例年3月はボストンでは一番寒く大雪になることももあります。
今日がボストンでの研修2日目となります。ボストンでは生徒はホステルに滞在し3〜4名で一室をシェアしながら共同生活を学んでいきます。今朝は集合時間の7時50分に全員がロビーに遅れることなく集合できました。
今日最初の訪問はハーバード大学になります。ハーバード大学は世界ランキングに常に上位に君臨する名門大学です。まず大学に到着するとすぐに2名の学生による座談会をおこないました。Woodstock でだいぶ英語力が身についてきて、また発言することの大切さを学んできた生徒たちが次々と学生達に質問してきました。「なぜハーバード大学を選んだのか?」「専攻はどのように決めたのか?」など生たちがこの後まっている「大学進学」に向けてのヒントが学生の回答にはたくさん盛り込まれていました。
座談会が終わると2グループにわかれてキャンパスツアーをしてもらいました。ハーバード大学では1年生は寮滞在が必修となっているぐらいほとんどの学生がキャンパス内にある寮に滞在しています。いまちょうど大学が春休み中のため多くの学生がインターンシップや帰省などでいないため、特別に学生が普段生活している寮も見せて貰い、学生たちの普段の生活にも触れることができるぐらい生徒たちは貴重な体験をさせてもらいました。
キャンパスツアーが終わると大学の講義室に向かい、ハーバード大学の教授による講義を2時間ほど受けました。テーマは「liminal(隔たり)」、「ritual(儀式)」で詩を題材に人間が持っている「世界観」について読み解いていきました。生徒にとって普段まったく考えたこともないテーマだったため難しく感じた生徒がほとんどでしたが、でもしっかり予習をしてきた生徒は教授の質問にも応えるなど自分の意見を発表するなどハーバードのレッスンに触れることができました。
講義を終えた生徒たちはバスでボストン美術館(MFA)へと向かいました。MFA では生徒には課題が与えられ自分の夢もしくは将来に向けて「共感」できるアートを選びそのアートについて感想を書く内容でした。生徒のなかには不思議とエジプト文明に吸い寄せられてしまったりと新たな自分の発見があった様子でした。
最後は夕食後にホステルにもどりグループリーダーを交えて「Reflection(振り返り)」を行い今日学んだ事や改めてグループリーダーのこれまでの生い立ちを聞くなどして今日の研修を終えました。
生徒にとって今日一日だけで学んだ事や感じたことはたくさんあったに違いありません。これらを生徒たちがきちんと消化して身につけ帰国後に活かしていくのかが本当の目的であることを最後先生に伝えて貰いました。あと残り2日ですが、生徒にとって充実した研修がおくれるよう引き続きサポートしていきます。