社会人から学ぶ
2019/11/20
~社会人から学ぶを終えて~
11月16日(土)の総合的な探究の時間において、本校に関係のある社会人(卒業生、本校関連企業)にお願いして、「社会人から学ぶ」をテーマに展開しました。短時間ではありましたが、普段は聞くことのできない職種の方々からご講演いただき、生徒にとっては有意義な一時間となりました。
生徒の感想文より
消防 講師 金澤 幸亮 先生 (川口市消防局 主事)
大まかに消防とはいってもその中に様々な部隊があり、それぞれが必要な部隊だとわかった。自分たちが知らないだけで、消防には様々な仕事があることがわかり、社会の支えになっているということがわかった。他の人を助けることで、自分が困っている時に助けてくれるということがわかった。
物流・運輸 講師 福島 康平 先生 (東日本旅客鉄道(株)大宮支社大宮車掌区 営業指導係)
JRはものすごくいろいろなものに手を出しているなとはじめて知ることができました。JR東日本は鉄道利益だけでも相当なものがあるのに、他にもホテル、金融、旅行など、いろいろなジャンルに進出していて、積極性がすごいと思いました。JR北海道、JR西日本、JR四国は鉄道路線経営が過疎地域を通るため、赤字路線ばかりだと聞きました。JR北海道は国からの補助を受けながら何とか路線を維持していると思います。JR東日本だけでなく、いろいろなJRグループも頑張ってほしいなと思いました。日本国有鉄道が民営化して約30~40年経つと思いますが、JRも国鉄色が全くなくなり、民営化はすごいと思いました。
旅行サービス 講師 西 哲平 先生 ((株)近畿日本ツーリスト首都圏 営業担当)
先生が言った『一度も打席に立てなかったけど、ボール磨きは嫌じゃなかった。「誰かのために自分がやる」ということは嬉しかった』という言葉が、自分の中に刺さった。人のために行動を起こすのは良いことだけど、自分も輝けないと面白くないという考えを持ちつつある今の私にとって、先生の一言はとても大きかった。3年間を全力で過ごして、その中で自分が誇ることのできる「武器」を身につける。まだ誇れるものは1つも持っていないけれど、これから見つけていきたいです。
学校教育 講師 林 まどか 先生 (戸田市新曽小学校 教諭)
今回、実際に今、小学校で働いている先生に話を聞くことができ、とても良い将来のことを考える時間になりました。その中でも印象的なのは、1年生~6年生までの指導の仕方や言葉のかけ方が全く違うということです。小学校の先生は、1年生~6年生までどの担当をするかわからないので、大変そうだけど、林先生も言っていたように、どの学年を担当しても子どもの成長を近くで見られるのはとてもいいなと思いました。また、最近の小学校では、タブレットをたくさんの場面で使っていることに驚きました。確かに、タブレットを使えば、先生の仕事も少し楽になり、写真や動画を保存できて、作品などをずっと見られるのは利点だなと思いました。今回の講義で、たくさんのことを学べ、とても良い経験をさせてもらい、楽しかったです。
幼児教育 講師 小田井 陽子 先生 (島田第一幼稚園 主任)
話を聞いて様々なやりがいがあると知ることができました。インターネット等で調べたものではわからないことも知れてとても良い経験になりました。やりがいや努力など、細かく話を聞いていく中で、自分が想像していなかったことや、場面になったときにどう対応していくかについての経験を聞いて様々な対応の仕方があるんだと知ることができました。やりがいや接し方、援助の方法など、すべて細かく、詳しい話を聞くことができ、より幼稚園の先生になりたいという思いが強くなりました。
栄養 講師 鈴木 水音 先生 ((株)エムティーアイ 企画・管理栄養士)
同じチア部の先輩から、同じ興味を持った「栄養」についての話を聞けて、とても親近感を持ちながら勉強することができました。テレビで野球選手をサポートする「スポーツ栄養」が広がっていて普通に興味があるだけだったけど、とても深い話を聞いていくなかで、もっと視野を広げながら将来を考える大切さや、先のことだからといってアバウトに考えるのではなく、一度真剣に自分と向き合って考えることの重要さを学ぶことができました。
デザイン・服飾 講師 市野安奈 先生 ( aile 衣装デザイナー )
デザイン、製作系の下積み時代の話を聞いて他の仕事に比べてジャンルや、内容の幅が広いからこそ、選択の幅も広いことが特徴だとわかった。一言にデザイン、服と言ってもたくさんの方向性があって、視野が広がった。アシスタントの時代で自分を表現できないときに、たくさん勉強して、その上に行けたときにもっと成長して、好きなこと追求する、というお話が心に残った。
IT 講師 水野 恵祐 先生 ((株)リクルートテクノロジーズサービス企画担当情報システム部)
今回「社会人から学ぶ」で水野さんのお話を聞いて、「進路選択などは時間が経ってもやりたいことが変わることはほとんどないので、早いうちから考えて決めてしまった方が良い」と言ってらっしゃったので、最近の文理選択や将来の進路選択で悩んでいたけど、今の自分が好きなことや得意なことに、少し絞って考えてみようと思いました。また、就職の際、「得意、不得意、好き、嫌い」というのを使って決めたというのを聞いて自分も使って考えてみようと思いました。今日のことをいかしてより良い進路選択ができれば良いなと思います。
IT 講師 網谷 龍太朗 先生 ((株)サイバーエージェント AI Shift事業部 事業責任者)
最新のテクノロジーのすごさ、恐ろしさがすごく伝わってきた。自分もどんどん利用していきたいと思ったし、自分の作ったものを「新しい“当たり前”にする」のは大変だと思ったけど、夢のあるおもしろい仕事だと思った。まだ明確にやりたい仕事はないが、IT系もおもしろいと思ったし、いろいろなことにチャレンジしていきたい。
芸能・芸術 講師 森沢 明夫 先生 (小説家)
もっとはやく先生のお話が聞けていたら、と心から思いました。やりたいことばかり多くて、今まで「行動」しないで生活していた私にとって、とても印象に残るお話でした。「環境」は受け入れる。その後の「行動」で自分の道はどんな風にも開ける。先生は当たり前のこととおっしゃいましたが、どこかでわかっていても使えなかったその方程式は、今日のこの時間から私にとっての道しるべとなると思います。今まさに迷いの沼にはまっていたところでしたので、とてもありがたいお話でした。
柔道整復 講師 松苗 将史 先生 (整体ルームみころ 柔道整復師)
整体についてだけでなく様々な人生経験についても聞くことができ、とても良かったです。その中で成功に努力は必ず必要だということも理解することができました。先生に教えてもらった腰のケアも続けてみたいと思いました。自分の進路を決めていく中で間違いなく良い経験になったので、これからも今日学んだことを忘れずに様々なことを頑張りたいと思います。
医療 講師 渡邉 ひな子 先生 (昭和大学病院 ICU所属 看護師)
目標を立てることの大切さがわかりました。その目標から逆算して考えていかなければ、目標を達成できないとわかりました。資格があれば、職に困らないともおっしゃっていたので、資格の必要な職に就きたいと思いました。今から、いろいろな職業について調べ、どのような勉強や教科が必要なのかを知り、いかしていきたいです。そして、進路選択や文理選択にいかし、後悔をせず、より良い人生を歩んでいけるようにしたいです。
金融 講師 山本 啓貴 先生 (みずほ銀行 新川支店 法人営業)
この講義を聞いて、銀行に対するイメージが変わりました。銀行があるから、経済の発展や新たな企業ができ、世の中がより便利になっていくというのを知り、まさに最強の黒子だと思いました。自分はこれから、いろんなことにチャレンジして、いろいろなことを知り、視野を広げていきたいと思います。
企業戦略 講師 佐藤 菜々子 先生 (Winkreative アカウントマネージャー)
「アカウントマネージャー」は、聞いたことがなかったけど、企業が開発したり、発展していったりするためにはとても重要な役割であることがよくわかりました。依頼された企業のプロジェクトが成功するように、戦略を練り、あらゆる会社と同じゴールに向かって働けるようにしないといけないこともさることながら、自分もどうしたらよいか考えなければいけない、という仕事の大変さが伝わってきました。
マスメディア 講師 O先生(ヤフー(株)Webデザイナー、フロントエンドデザイナー)
この講義を聞いて、楽しくないと仕事は続けることが難しそうだと感じました。仕事は、たくさんありますが、先生のやっている仕事は将来性もありますし、先生が笑顔で講義を行っていることから、仕事はとても楽しいものだと感じました。自分も楽しい仕事に就けるように今、努力したいです。
医療 市川 智子 先生 (さいたま市立病院 副看護部長)
患者さんにより添って心のケアをするだけでなく、看護師として、倫理的に考えて仕事をする大切さがよくわかりました。同じ人間でも一人ひとり、性格も違うので、患者さんに対して自分がとるべき行動を常に意識するのはすごく大変だと思いました。しかし、「ありがとう」という言葉をたくさんもらえ、元気をもらえる仕事は改めて良いなと感じました。