汗牛充棟
2020/03/23
『汗牛充棟』
『汗牛充棟』これを何と読むかご存知ですか?「かんぎゅうじゅうとう」と読み、牛が汗を書くほどの重さと、棚につかえるほどの量、転じて、多くの書物という意味なのだそうです。
武南高校では『汗牛充棟』という図書館報が定期的に発行されています。新しく図書館におさめられた書籍の紹介、図書委員のオススメ本、先生方の本との関わり、思い出などが書かれたものです。
令和2年108号で英語科の両角先生が
『変わったタイプ』トム・ハンクス著 をあげてました。
「トム・ハンクスの作家デビュー作、十七の短編集です。…一押しは「ようこそ、マーズへ!」…崩壊する家庭と成長してそれを越えて行く若者の姿、ラストの切なさがたまりません。実は最初原書で読み、あまりに良かったので自分で訳してみたくなったのです。そのあと、新潮社版を買い、翻訳対決!とばかりに小川高義訳と比べてみました。もとより、アーヴィングの長編なども手がける小川訳にかなうはずもないのですが、特に会話をどう訳すかで親子のイメージが大きく変わるのが面白く、翻訳の奥深さも感じています。」
先生の、出会った本を深めていく姿勢が、とてもおもしろい思いました。コロナウイルスの影響で家にいる時間が長いと思います。こんな時だからこそ、”発見” ”気づき” を求めて本を手にとってみたらいかがですか?
作者である名優トム・ハンクスは先日コロナウイルスに感染したと報道されていましたね。引き続き、感染予防は万全に行いましょう。