真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

『タイムリープ あしたはきのう』新居田先生のオススメ

2020/04/24

バリバリの理系である自分にとって、読書というのは正直できない人間でした。小学校のころから読書感想文というのも苦手で、毎年のように夏休みの最終二日あたりで半分泣きながら取り組んでいたのも今では良い思い出です。

そんなワタシにとって、衝撃的な出会いがありました。メディアワークスから1995年に発売された『タイムリープ あしたはきのう』(高畑京一郎著)という小説です。友達の家に泊まりで遊びに行ったときに初めてこの本に出会ったのですが、友達と遊ぶのをそっちのけで延々と読みふけっていました。たぶんその辺りから、少しずつ、今でいう ”ラノベ” に手を出すようになり、その流れで文学作品も多少は、多少ですが、読んだりしました。

正直なところ、ワタシも前述の小説に出会わなければ、「本なんか別に読まなくても良いんじゃないですかね」的なこと言ってたかもしれません。しかし実際はそうではなく、たまにではありますが、活字に触れています。本はですね、なんと言うか、こう、濃いです。濃ゆいです。漫画とは違って風景も、風貌も、心情も、ガツンと伝わってくる、そんな感じがします。言葉の持つパワーというのを実感するんですね。

本って、なんかこう、数ページくらい読めば、自分に「入ってくるかどうか」が大体分かります。入れば読み進めればいいし、入らなければそこで止めればいいんです。そうして色々な本に触れれば、みなさんにとって衝撃的な出会いもきっと訪れるのではないでしょうか。ぜひ一度体験して欲しいですね。文字の配列なのに、飽きない、読むのが止まらない、ページが減っていくのが惜しい、などなどです。

そしてその出会いを求めたいと思ったアナタ。アナタはとても幸運です。ここ武南高校には、すさまじく多い本のある図書館があります!文学作品はもちろん、最近の小説、生き方考え方の本、ラノベや勉強に役立つ本もあります。ふらっと来てテキトーに手に取りパラパラめくる。何冊か見たとき「お」となる一冊があればそれでいいんです。

図書館への皆様の訪問、お待ちしています。