第2学年 百人一首大会
2021/02/15
1月27日の6時間目、ロングホームルームの時間に2学年は百人一首大会を行いました。例年は体育館で10人くらいが1グループとなり、クラス対抗で百人一首を行っていましたが、今年はコロナ感染予防の観点から各教室においてテスト形式で行いました。例年通りに開催できなかったことは仕方ないのですが、形を変えてでも今年も百人一首に接する機会ができたのは良かったと思います。
昨年は前半50首でしたので、今年は後半50首が範囲となり、上の句と下の句を結びつけるというテスト形式で、クラスごとに平均点で競いました。クラスによっては高校入試による休業を生かし、百人一首に力を注いだクラスもあったようです。またiPadのアプリを用い、クイズ形式で勉強する人もいました。今年の優勝はE組で、平均点は15.7点でした(20点中)。おめでとうございました!学年主任からクラスの代表者に賞状と賞品が贈呈されました。2位は昨年優勝のS組(12.9点)、3位はN組(11.9点)でした。また、満点者が31人いました。
2人の生徒に後半50首の中で好きな歌とその理由を聞いてみました。
Aさん:恨みわび干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ 相模
「作者の相模という女性は美しい表現の持ち主で、その表現を用いて恋焦がれる気持ちを表現しているところが好きです」
Bさん:もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし 前大僧正行尊
「自分と山桜という二者しかいないという状況において、山桜に寄せる詠み手の切なさが十分伝わってきました」
百人一首の歌が詠まれてからかなりの年数が経っていますが、当時の詠み手の気持ちは朽ちることなく我々に伝わってきます。みなさんも好きな一首を見つけてみてはいかがでしょうか?