5月の朝礼
2022/05/02
校長先生は、就任されてから、色々な部活の活動を、意欲的に見学されていらっしゃいます。
先生は、朝礼の挨拶中で、サッカー部の3大会連続関東大会出場、野球部の県大会ベストエイト進出、ダンス部の新人大会表彰、バスケット部やバレーボール部のマスクをしての練習状況、早朝7時に登校して勉強に励む姿など、新学期が始まって3週間の生徒たちの様子をまず語られました。そして、現在の社会情勢にも触れられ、「根源的に必要なのは、相手に対しての『共感する力』ではないか」と話されました。
「共感する力とは、『他の人の感情や経験を,あたかも自分自身のこととして考え、感じ、理解し,それと同調したり共有したりするということ』です。ある出来事に対して相手と同じ気持ちになって感じるということです。これは、SNS上でやりとりされる『いいね』とは違います。『いいね』には『同感だ』『賞賛する』『支援する』『好感が持てる』といった意味がありますが、『共感する』といった意味はありません。また、『同感』というのも相手の価値観に同意するという意味ですので異なります。こういう時代だからこそ、それぞれが相手の立場に『共感』し、思いやり、日々の生活を工夫し、知恵を絞り、向き合う姿勢を持ってほしいとおもいます。」
校長先生のお話の中にあった、「『共感』と『イイネ』は違う。」は、なるほどと思いました。先日読んだ英語の大学入試問題でも、sympathy『共感』ということが取り上げられていました。その中でempathyという言葉が、海外でも、取り上げられるようになってきていて、sympathyは、今の自分の立場にいて、誰かをかわいそうと思う『共感』だけど、empathyは、相手と同じ立場になって考え行動できる『共感』とありました。Empathyは単語集には記載されてない単語なので記しておきます。
そして、校長先生は、最後に次のように生徒に語られました。
「武南高校生としての自覚と誇りをもって行動してください。『自主 自立 自学 協同』を実践してください。『明るくさわやかな挨拶』『清潔感あふれる服装』『心を込めた清掃』を心がけ、品格を身に付けてください。そして、日々、マスクの着用、消毒、黙食、蜜を避けるなど、感染予防に努め、健康に留意し、事故なく、活躍してくれることを願っています。」
ダンス部の新人大会の表彰がありました。先日行われた自主公演も大成功だったようです。
コロナ過で、不自由なことを数えればきりがありませんが、今できることを創意工夫して、高校生活をたのしみましょう。