真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

輝くチャンス!体育祭

2022/09/28

 

2年ぶりの体育祭が開催されました。

3年生にとっては、これが、最初で最後の体育祭になります。

とにかく、どんな形でも、体育祭を楽しんでもらいたい。コロナ禍の中での実施の決断です。

初めての上尾運動公園での実施、在校生誰一人として武南伝統の体育祭を未経験…という状況でしたが、十分に感染予防対策をし、体育祭実行委員、体育科の教員、保護者の方々のお力添えもあって、久々に見る、生徒たちの ”躍動感” に…胸躍る一日となりました。

保護者の皆様の見学はご遠慮いただいたこともありますので、できるだけ多くの写真をUPし、当日の生徒達の ”青春” をお伝えしたいと思います。

3年生がどれだけこの日を待ちのぞんでいたことか…、学年主任の酒井先生が、あるクラスの学級日誌に書かれていたコメントを、紹介してくださいました。

「明日はいよいよ体育祭です。私たちが輝くチャンスです。優勝というすばらしい結果を出し、すばらしい一日になりますように!!」

こう書いた彼は、体育祭で選手宣誓をした仲谷くんでした。

 

「まずは君が輝いてください!!道を切り拓いてください!!みんなが後に続きます。」と、担任の小林先生からはありました。

 

選手宣誓では、緊張と感動から、考えてきたことが、途中、頭から消えてしまいました。それでも、テレて誤魔化すことなく、自分の言いたかったことをきちんと思い出して、胸を張って大役を務めあげることができました。今回の体育祭が、適当に流してやる人がいない、楽しくてメリハリのあるものになったのも、彼の最後まで諦めずに出し切った宣誓が象徴しているようにも思いました。

 

競技が始まると…野球部の仲谷くんを始め、陸上部、サッカー部、野球部、柔道部、水泳部の所属の選手たちが、大暴れし、同じチームの、1年、2年を逞しく引っ張り、見事、総合優勝を飾ることができました。

そして、念願だった、担任の小林先生が胴上げで宙を舞いました。

 

それでは、生徒達の様子を写真でお伝えしてみたいと思います。

 

中学生のリレー競技には、教員チームも参加しました。

先生方も全力でバトンをつなぎ、

 

 

 

そして、アンカー校長先生にバトンが渡されると…

「え?あれって?校長先生?」

スタンドの生徒からどよめきが起こります。

 

 

 

両手をあげて、感動のゴール!!

カッコイイ校長先生でした。

 

放送部員の勝利者インタビューを受けてうれしそうな校長先生。

実は、お休みの日には20キロランニングを続けているのだとか…素晴らしいですね。

 

ちょっと和む時間となりました。

コロナの遺産というにはまだ早いのですが、リモートによる授業、デジタル動画を使った授業が、今後ますます、世の中全体で、当たり前になっていくように思います。知識を増やすという面から考えれば、これからの教育は、リモートと対面授業を上手にミックスしていくのことになるでしょう。それでもなお、変わらずに、学校に通うという目的があるとすれば、それは、人の肌のぬくもりを感じながら、コミュニケーションを取る練習をする場ということではないでしょうか。力を合わせたり、競い合ったり、勝利を噛みしめたり、打ちのめされたり…。体育祭などの学校の行事を使って、人をまとめる練習をしたり、選手宣誓をやってみたり…自分の可能性を試す場として、学校を使ってって欲しいと思います。武南が何をしてくれるのかではなくって、武南で何ができるのか。高校生活を仲間と楽しみましょう。

すばらしい一日になりましたね。優勝してニンマリの仲谷くんを見てて…しあわせな気分になりました。