進路指導部講演会『プロスポーツを知る』
2024/09/04
大宮アルティージャ事業本部長 渡辺穂高さん をお迎えし、『プロスポーツを知る』という講演をしていただきました。
各部活の中心選手として活躍する生徒たちは、ノートをとりながら真剣に耳を傾けていました。
スポーツをしている生徒が、自ら選んだ競技で、プロになる!という夢を持つのは、ある意味、当然のことかもしれません。
ですが、言うまでもなく、プロになるというのは、そう簡単なことではありません。
今日のお話は、まず競技者として全力でがんばろうということ。そして、プロ選手以外でも、スポーツに関わる仕事があることにも目を向けよう。そういうきっかけとなる講演でした。
渡辺さんのお話は、現在されている運営事業部の4つの活動の説明から始まり、講師の渡辺さんご自身が今の職を得るまでの経緯まで…。よどみなく、具体例をあげてのお話には、生徒たちはもちろん、教員もみな、根こそぎ、アルティージャファンにさせられる勢いがありました。
渡辺さんご自身、ワールドカップサッカーでスタジアムがひとつになることの素晴らしさ、スポーツってこんなにも魅力的に人間を繋げることができるんだ…というところから、メディアに就職し、さらにもっと自分のやりたいベストの居場所は?と探し求め、色々な職業を転々とされながら、今の職業を選んだのだそうです。
「君たちの中にも、将来、スポーツに関する仕事をしたいと思っている人はいますか?」と、渡辺さんは、やさしく生徒たちに声をかけられました。
「Jリーグで職員を新卒採用をしているクラブはないと思います。選手時代や、ボランティアとして一緒に仕事をした時に、挨拶ができるとか、靴を揃えられるとか、話が的をえてるとか、大人はそういうところを見ているから…そこから採用ということが多いように思います。」と、現実的なことを紹介され、そして、
「もし、もし、君のなりたいというポジションがあって、君にできることがあるとすれば、それは…人より速く走れるか?か、人より早く始めるか?だよ」
と、まとめられました。
スポーツだけでなく、色々なことにも通じるお話の連続で、あっという間の、期待を超える2時間でした。
貴重なお話ありがとうございました。