挑戦を楽しむ度量の大きさ 祝!埼玉県立大合格
2020/04/01
フットサル部の1年からレギュラーで活躍した選抜クラス加茂さん(幸並中学出身)が、埼玉県立大に合格しました。
「私は、家から近いという理由で、武南高校を選びました。中学時代は家庭科部で、お菓子焼いたり、裁縫をしていたのですが、高校時代は、まったく違うことに挑戦してみようと思い…ド素人だったのですが、フットサル部に入りました。」
「運動はまったくやったことがなかったので、最初は、基本的な動き方からぎくしゃくしてました。…なんか、みんなが普通にできる動きすらできなかったんです。それなのに、キーパーの先輩が引退してしまい、1年からレギュラーで武南のゴールを守ることになりました。もうビックリです。」
当時を振り返って、顧問の中村先生は…
「最初は、頭の上を抜かれてゴールされるってところからでしたね。点も取られられっぱなし。でも、加茂はめげないんです。絶対めげない!ハートが強い子なんですよね。高校3年の3つの大会、公式戦11試合で、加茂は1点しか取られなかったんですよ。加茂で勝った試合もありましたしね。」
と加茂さんの成長ぶりに目を細めました。
加茂さんも
「先生は、飛んでくるボールを怖がる私に、”家庭科部で包丁の扱いは慣れているんだろう。包丁よりは怖くないだろう!” って励ましてくれたのですが、それが、おかしくって…(笑)。それからは、みんなに申し訳ないという気持ちもあって、ボールにぶつかっていけるようになりました。」と言って笑います。
勉強との両立について聞くと…
「特別なことをしたというより、家が近いって…最高のアドバンテージでしたね。」と笑います。
1年の時担任をしていた田中先生も…
「誰かが数学がわからないって言うと、他のクラスの子にまで教えに行ってあげるんですよ。そんな気持ちのやさしい子でした。なので、加茂さんが合格したって職員室に来たときは、学年の先生みんなが、おおおお~っと…よろこびました。」
武南に進学した加茂さんが、フットサルをはじめ、全国大会にレギュラーとして出場し、将来、ずっとやりたいと思っていた看護師へとつながる国立大学に進学を決めるなんて…中学時代の友達の誰が想像できたでしょう?
高校時代の体験が…きっと良い看護師になる礎になりますね。
合格おめでとう! 新しい挑戦を楽しむことができる度量の大きさが魅力です。