高校は自分で良くしていく場所 祝!埼玉大合格
2020/04/12
家庭科部で選抜コースだった斎藤さん(三室中学出身)が埼玉大学に合格しました。
「姉(大宮高校)が武南高校を受けたので… ”あなたも受けたら~” ってお母さんに言われて受けました。今年、妹(川口北高校合格)も受けてたんですよ。武南。」と、斎藤家の3姉妹全員、武南を併願で受験してくれたのだそうです。
ちょっと気になって…”公立落ちた時…ショックじゃなかった” と意地悪な質問をしてみると…、
「落ちて良かったかはわからないけれど、武南に来て良かったって思います。」と、的確に、自分の気持ちを表現する斎藤さんに、聡明さ、がみてとれました。
斎藤さんの高校時代の一番の思い出は、文化祭の時の、クラスで撮った映画の上映会だと言います。
「ありゃ凄かった。(笑)感動しました。何でも全力でやるクラスだったで、シナリオからすべて自分たちで作りました。今からでもいいので、みんなに見て欲しいです!!」そう言っているところへ、明治大学に合格したクラスメイト、田島さんが来てくれました。
「楽しそうなクラスだったんですね~どんなクラスだったんですか?」と担任の宮谷先生に聞いてみると
「行事は全力!球技大会とかも凄かったよね。だいたい、”担任が誰よりも楽しんでやるぞ!” って言ってたからね。」
「えっ?! みんなは先生のこと、どう思ってたのですか?」
「おもしろい先生!先生は適当なところもあって大変でした。(笑)」
「でも、そのおかげで私たちがしっかりフォローする力がつきました。(笑)」
とても、とても、仲の良い3人でした。
塾にも通わなかったという斎藤さんに、5教科7科目、どんな勉強をしてきたのか聞いてみました。
「2年生の時、日本史の津島先生の授業が楽しくって、自然と日本史は受験に対応できる力がついたと思います。3年になったら、英文法の問題集は毎日やりました。平日は3時間。休日は10時間やりました。時間配分は、だいたいですけど…英語4時間、国語2時間、社会2時間、数学1時間、理科1時間っていう感じです。」
後輩へのメッセージをお願いすると…
「高校は…場所ではなくて、自分でよくしてくとこ。」と即答しくれました。これは、どこの高校に行くかということよりも、入った高校で自分が楽しむことの方が大事という斉藤さんらしい表現です。
ここ数年、単願志願者が増えてきた武南ですが、今年も半分くらいの生徒が、入学当初は ”不本意” から始まります。そこから、どういう高校生活を歩めるのか…それは、その人、次第。武南”が”、みなさんのカサカサになった心のひだの一本一本を潤わすことはできないかもしれません。でも、武南”で”、みなさんがしなやかに自らを成長させることはできるはずです。充実した高校生活を望むみなさんの一歩を心から応援したいと思います。
「将来何になりたいのか?はまだわからないので、大学で、経済を学び社会の仕組みを知ってから…と思っています。」頭の回転が速く的確な自分の言葉で語る斉藤さんとのインタビューはとても楽しい時間でした。
合格おめでとう! 大学も居心地の良い場所にしましょうね。