『動きたくなる』空気をつくる 祝!中京大合格
2021/03/22
水泳部でキャプテンを務め、400m個人メドレーで大活躍した山崎さん(新曽中出身)が中京大学に合格しました。色々な先生方から、『是非、彼を取り上げて!』という声を頂いてインタビューさせてもらいました。
「武南を選んだのは、水泳部のレベルが高く、刺激が受けられると思ったのと、なによりも、幼い時から、ず~っと背中を追いかけてきた憧れの先輩がいたからです。」
「顧問の千葉先生、麻生先生には感謝しています。水泳に関しても、受験の時も、アドバイスをくれたり、精神面でも支えてくれました。」
千葉先生はおっしゃいます。
「コロナで大会は少なくなってしまったけど、キャプテンとして彼は、ミーティングをやれば一番に会場にやってくる。チーム全体をみることのできる信頼のおけるキャプテンでした。」
「『こうしろ!』と言葉で人を動かすのではなくて、自分がまず動いて、今、どうするのがチームのためなのか、みんなにも、自分で考えて『動きたくなる』空気をつくる。そこから、団結力、チームの良い雰囲気が生まれてくる、と信じて行動するように心掛けていました。」
「例えば、リレーって、速い選手を4人集めれば強いと思われがちなんですけど、チームが一丸となって一つの目標に向かう時、チームメイト全員が自分の能力を超えた、とてつもない力を発揮することがあるんですよ。武南の水泳部って、まさにそういう体験ができて…、最高でした。」
全国のトップレベルのライバルを相手に戦ってきた山崎さんですが、こんなことも話してくれました。
「水泳部には初心者で入ってくる子もいて、泳げるようになっていく過程を、水泳を始めたばかりの自分と当てはめながら、ストロークとかピッチとか教えていると、自分自身が忘れてたことに気づかされることもありました。そういう経験が、競技者として、人として、成長させてくれたと思っています。」
『どこに出しても恥ずかしくないキャプテン!』であったことは、千葉先生の笑顔からみてとれました。
「僕は、部活中心の高校生活だったので、勉強のことを考え過ぎず、自分の気分に合わせて勉強してきました。進路を考えた時、英語が大切だと気づいてからは、集中して勉強しました。英語の東甫先生、土田先生に勉強法を教わって、1か月で英検2級をとりました。後輩へのアドバイスは、授業は大切に、ということと、自分の勉強スタイルを持っていた方が良いということです。」
『自分の気分に合わせて勉強した』と彼は言いますが、普段がいい加減であったわけではありません。クラスでの成績は常にTOP、受験に資格が必要と知れば、1か月の勉強で英検2級に合格してみせる。ここが勝負!と思えば、本気で、集中して取り組むのが ”彼のスタイル" だったってことがわかります。
卒業式では特別功労賞を受賞した山崎さんの夢を尋ねてみました。
「中京大の施設を見て、コーチの話も聞いて、ここでなら、競技者としての自分をもう一度追い込めるし、競技を引退した後、スポーツトレーナーとして必要な知識や資格を取ることができると思い決めました。将来は、競技者をやってきたからこその的確なアドバイスができるスポーツトレーナーになりたいと思っています。」
武南での3年間を振り返り、やろうとしてきたことを自分の言葉でしっかり表現できることに驚かされました。思考が整理されて言葉になり、それを行動にまで落とし込むことができ、個人として、チームとして大きな成果をあげることができた経験は、さらに、彼の今後を輝かせるに違いない。そう確信できました。
合格おめでとう!『動きたくなる』空気をつくるキャプテンシー
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※武南高校の授業に水泳はありません。水泳に興味のある方は、是非、水泳部に所属してください。