聞けば誰かしらできるという安心感 祝!一橋大合格
2023/03/15
球技大会の時のクラス集合写真
数学部の坪野さん(特進コース/蕨市立東中)が一橋大学に合格しました。
武南の隣の中学校から武南への進学を選んだ坪野さんに、高校生活で一番印象に残っていることを尋ねると、球技大会、修学旅行、文化祭もありましたが……こんなことをあげてくれました。
「放課後、教室で遊んでいたことが印象に残っています。友だちと話したり、ホワイトボードで数学の問題を解いたりしていました。問題が解けなくて悩んだ時も、一人で小さい紙に書くより、誰かと大きなホワイトボードでやると、どう考えるべきか共有できたので、面白かったです。」
愛用してきた参考書
「特進コースで過ごした3年間は、みんながいろんなことを考えていて、とても刺激的でした。例えば、国語の授業の後、『どう思う?』って聞いたら、それぞれがしっかりとした考えを持っていて、いろんな発想があって、『えっ?そう考えているんだ!』という気づきがありました。(中学の時は)なかなか勉強の話題を広げてくれる人は少なかったので、特進の仲間の存在は大きかったと思います。それから、数学とかも、皆と解いて、一緒に悩んで、一緒に解決にむかう環境があったことが、すごくよかったと思います。模試等で負けたくないとかもありましたが、競い合うというよりは、わからないことがあれば教え合える仲間でした。自分がつまずいたところも、聞けば誰かしらできるという安心感がありました。大阪大に合格した引本とか、クラスメイトの存在が、勉強にはっぱをかけてくれました。」
修学旅行 班別行動
後輩へのアドバイスをお願いすると
「予習をきちんとやった方がいいです。私は1年の最初の休校だった期間に、他の人が勉強していると思っていたので、数ⅠAを一通りやっておきました。これは、もともと数学が苦手だったため、できるようになりたいという思いからはじめたことでした。そしたら、模試でもそれなりにとれるようになったのですが、それでも、周りにはもっとできる人がいたので、頑張らなきゃと思ってやっていました。それから、得意教科が一個でもあれば、一年生のころからMARCHとかの問題に触れて、できるという自信をつけていった方が良いと思います。MARCHの問題は難しいんじゃないかとイメージしてしまうかもしれませんが、ちゃんと勉強すれば、こんなもんなんだとなると思います。正直、受験勉強はちゃんとやっていません。1日10時間もやっていないかもしれません。一年生のころからそれなりに演習をやっていって、それが土台となって、その貯金を切り崩して三年でなんとかなった感じです。」
と、先を読んでハイレベルな予習をしてきたからこその、余裕のコメントが返ってきました。
特進新入生オリエンテーション
「武南の先生はあたたかい。」と、言ってくれた彼ですが、このインタビュー中も、次から次へと彼のもとに多くの先生が話しかけにきていました。それだけいろんな先生方と関わりを持っており、なおかつそれほどまでに人を惹きつける魅力があったのだと思います。
「いろんな先生にお世話になりました。ずっと見守ってくれました。一橋大学を目指していたことも、否定することなくずっと応援してくれました。後輩のみなさんも、いろんな先生といろんな話を相談した方がいいと思いますよ。」
合格の報を聞いて、2年前、坪野さんのクラスのメンバーが、『高校生活って…こんな感じだよ』と、特進コースの新入生にオリエンティーションを企画してくれたことを思い出しました。なんて頼もしい、明るい先輩がいるんだろう。あの会があって、『よーし!武南でやっていくぞっ!』と、不安な気持ちがふっとんだ新入生も多かったと思います。そして、今度は、こうして、進学実績でも、先輩の背中を追いかけたくなるような成果をあげて……、ワンランクアップした志望校を目指そうと、後輩たちのやる気スイッチが入ったにちがいありません。
合格おめでとう!
卒業しても、後輩たちへのアドバイス、お願いしますね。
早速、競い合った仲間と一緒に、『合格ってこんな感じだよ』と、受験のリアルな体験を語りにきてくれました。