教科書レベルを何度も解いて繰り返す 祝!慶應大 合格
2023/03/17
選抜コースの今井さん(川口市立領家中)が慶応義塾大学に合格しました。
少しはにかみながらよろこびを語る彼に、後輩に伝えたいことを聞いてみると
「毎日少しずつでもいいから、継続して勉強すること。教科書レベルの問題を、何度も解いてそれを繰り返す。日々の積み重ねが大切だと思います。」
と、丁寧に、誠実な答えが返ってきました。
コロナ世代の高校生活はどのようなものだったのか、想い出に残っていることを聞いてみました。
「自分で使える時間が増えたので、その時間を勉強にあてるようにしました。そうやってコロナ禍でもできる工夫をしていました。行事もなかなか行えませんでしたが、2、3年生になってから行えるようになり、その中でも印象に残っているのは、やはり修学旅行です。はじめての行事だったので、最高の思い出になりました。それと、1年の総学の時間に、マサチューセッツ工科大学大学院でがんばっている近藤先輩の講演を聞けたことは刺激になりました。」
担任の増田先生にもお話を聞いたところ
「彼は頭の回転がはやく、キレもあって、理系に必要な要素が備わっている人でした。もくもくと集中して取り組めて、基礎がきちんとあった。もともと英語が苦手だったけれど2年までに固めて、3年の夏は物理や数学を集中してやっていました。3年の夏が一番集中してやったと言っていました。彼は学校の授業もきちんと受け、土台をつくっていました。基礎を絶対怠っていなかった。」
後輩の伝えたいことにもあったように、教科書を大切にしていた今井さん。基礎の大切さを改めて教えてくれました!
最難関大学の理工学部に合格したのですから、自身満々で受験期を過ごしたと思ったのですが、意外にも、そうでもなかったようで、
「私大のテストを受けてみて…手ごたえがイマイチで…、狙った国立も、チャレンジするまえに共通テストで足切りされる恐れもあったので、2月の1ヶ月間ずっと不安を抱えたまま過ごしました。ですが、大学に対する『あこがれ』は武南入学当初からあって、理系の中でもトップレベルの大学に行きたいという強い思いで…乗り切ることができ…合格することができて本当によかったです。」
と、受かると簡単なことだったように言う生徒も多い中、リアルな受験時の心模様も教えてくれました。
合格おめでとう!
「自然現象を物理という学問に抽象化する力はピカイチ!」と絶賛する増田先生の言葉に、マスクを取った今井さんの温かな笑顔が印象的でした。