真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

つらさや緊張感は一生忘れない 祝!横浜市立大合格

2024/03/22

特進コースの桒原さん(大谷口中出身)が横浜市立大学に合格しました。

合格した生徒の話を聞いていると、みんな、笑顔のせいなのか、なんとなく、簡単に受かったようにも感じてしまいますが、受験では、やはり、「なぜ?」ということも多々起こります。なぜ彼が、彼女が…ダメだったのか?桑原さんも、前半の私大入試で思うような結果を残せず、担任の佐藤先生、かかわってきた教職員全員が心配する生徒の一人でした。桑原さん自身も、「共通テストが終わってから二次試験までの約1ヶ月間に感じたつらさや緊張感は一生忘れないと思います。」と言うほどの状態からの国公立大学への合格ですから、職員室に合格の報告に来てくれた時、これまでの思いが溢れ出してきて、先生方一人ひとりに話しかけらえる度に、桑原さんの瞳から美しいうれし涙がこぼれ落ちていました。

英語を担当していた武田先生が3年間を振り返って「よく努力してきたよね~。授業だけではたりなかったらしく、筑波大、横浜国立大の英作を、何十年分もやったんじゃないかな~。どんどん自分でやって添削してください。って、クラッシーで送ってくるんですよね。」と言うと、「おかげで、本番では英語は簡単に感じました。」と、桑原さんは、笑顔で力強く答えていました。

武南を選んだ理由は、「ほんとうのことを言うと、当時は公立だけしか考えていなかったので…もしもの時、ここなら通えるっ!!!という理由だけで志望しました(笑)」ということなんだそうですが、桑原さんは、1年生の時から、どの授業も、毎回の真剣に受け、基礎を大切にしてきたように思います。印象に残る授業として、「3年間数学を担当していただいた先生が授業の合間にしてくれた海外旅行の話が面白くて、とても印象に残っています。私が海外に興味を持ち始めたきっかけの一つでもあります。」と、将来を考えるようになったきっかけも授業の中にヒントがあったと教えてくれました。

「商学部を目指したのは、始めは“推しの所属する企業に就職して企画立てたい!”という不純な動機だったのですが、ある日なんとなく見た海外旅行のvlogがめちゃくちゃ面白くて、そこから海外に興味を持つようになり、やがて"将来は海外で働きたいなぁ〜"と思うようになりました。それに加えて、最近顕著になってきた環境問題を受けて、環境問題解決に貢献できる仕事がしたい!とも思うようになり、“製造から消費までの全ての過程において環境に優しい製品を企画する”という明確な目標を持ち始め、その目標に基づいて大学を選びました。将来は海外で商品企画をしたいなと考えています。」

合格おめでとう。

努力できるってことが才能なのかもしれませんね。“推し”のため、自分自身のため、地球環境のため…これから思う世界で存分に才能を発揮してくださいね。