Think global, Act local 祝!埼玉県立大合格!
2016/01/27
埼玉県立大学保健医療学部に、選抜コース樺澤さん(春野中出身)が合格しました。
入試での小論文、面接対策指導をしてきた西巻先生も
「授業中は静か、でも、話をするとしっかりしてて、面接練習では、本当にびっくりするほど。小論文も、書くほどにうまくなっていったので、この子は大丈夫だと思いましたよ。」
とよろこんでいらっしゃいました。
担任をしていた増田先生も言います。
「1年の時から、よくできたんですけど、控えめで…。でも、話をすると、とてもしっかりとした自分を持っている子でした。ある時、教室のゴミ箱がいっぱいになっていると、樺澤は、誰に言われたわけでもないのに、捨てに行ってくれました。人のために動ける子…そんな彼女のやさしい心根に気づけて…うれしく思いました。なので、将来の進路について話し合っていく中で、得意の英語を使った進路とかの可能性にもふれたのですが、『人のために働きたい』という自分の根っこのところに自分自身で行き当たったみたいで…ならば、英語を読んで小論文形式で解答する埼玉県立大を勧めて…今回の結果となったのですから…本当にうれしいです。」
樺澤さんは言います。
「親の仕事の関係で小学校から中学にかけてアメリカの現地校に2年間通いました。英語はまったくわからなかったので、とても苦労しました。英語がわかるようになったかな~という時に日本に帰国しなければならなくって、今度は『アメリカに行ってたくせに…』と言われるのがプレッシャーにもなって…笑。悔しさをバネに、英文法から勉強し直したら、偏差値もぐんぐんあがりました。
担任の増田先生には感謝しています。先生と話をすると、特に、進路の話をすると、いつも色々な角度からの提案をしてくれて…視野が広がったというか…楽しかったんです。
一番の思い出は、オーストラリア修学旅行。ニューヨークで生活したこともあるのでおかしいと思うかもしれませんが、自信を持って、クラスの通訳的存在としてみんなのためになれたということ…。英語の呪縛から解かれた(笑)…というか、自分はひとの役に立つことが好きなんだと気づけたし、何よりも自分自身が楽しめたので、『自分のカラを破ることができた』ように思えたんです。」
樺澤さんの今の夢は、困っている人、生活に不安を抱えている人、社会的に疎外されている人を支えるソーシャルワーカー。「得意の英語を生かして、世界を見てみたい気持ちもありますが、自分たちの周りの人達のために働きたい。埼玉のために働きたい。」と目を輝かせて話してくれました。
「勉強合宿で先生に教わりました。」そう言われて…涼し顔して問題を解いていたので、これでもか!と難問を解かせたことを思い出しました。今回のインタビューでも、ひとつひとつの質問に背伸びすることなく、丁寧に答えてくれたその姿に…ピッタリな言葉を思いつきました。
Think global, Act local.
合格おめでとう!
※think global, act local というのは、「世界的な視野に立って、自分の足元からしっかり行動していこう」という意味です。英語的に言うと、think も act もは形容詞を伴う第2文型、SVC をとることができない動詞ですが、apple のスティーブジョッブが think different という広告をうって大成功したように、言語は時に、文法違反をして、新さを表現したり、ゴロを合わせたりすることがあるようです。ご指摘ありがとうございました。