家族4人…武南卒!
2016/03/09
51回目の卒業式を無事に終え、ホールの前に心温まる光景がありました。
巣立ちの春。山下先生と「ふた組の卒業生ご家族」のエピソードをご紹介します。
山下先生は教科で倫理を担当させている名物先生です。部活動ではワンダーフォーゲル部の顧問。学生時代から国内外の登攀記録を多くもたれ、山P、チョモ先生の愛称で慕われています。
「私の家族って…4人全員…山下先生が恩師!」
と…ニコニコ微笑みながら云うのは、お母さんと同じ保育系大学に進学が決まっているKさん。
そーなんです、
Kさんのお父さんは山下先生の入学時から卒業までの担任。サッカー部でゴールキーパーで大活躍。
お母さんはその2年後輩で、山下先生に倫理をならわれたそうです。
Kさんのお兄さんも武南高校に入学され「現代社会」を習いました。
Kさん本人も、2年次に山下先生が副担任としてクラスで進路指導をしてもらったのだそうです。
「武南での思い出と言えば、サッカー部が全国制覇したこと。3年間山下先生のクラスから逃れられなかったこと(笑)」 会社経営でお忙しい中、かけつけてくださったお父さんに…武南での思い出を尋ねると…そんな答えが返ってきました。
「サッカー部での厳しい練習、そして、先輩達の全国制覇という夢の実現を目の前で見ることができた感動…時が経つにつれて、いかに貴重な瞬間に自分が立っていたのか身に染みて感じます。実は、先週も大山先生と飲んだんですけど…大山先生には本当に感謝しています。クラスでも…若き日の山下先生に、それはそれは厳しく指導してもらって…(笑)今の自分があるのは…山下先生のお蔭ですよ。」
娘さんの卒業記念に、元担任の山下先生とミス武南だった奥さんと一緒に写真におさまることができて…とてもうれしそうでした。
名門女子大学への進学が決定したMさん。彼女のお母さんも武南高校の卒業生です。30数年前にピカピカの担任として教壇に立った山下先生。卒業後もおりに触れクラス会が開かれ、担任の山下先生宅へもお伺いする間柄だったそうです。そして、お母さんはお嬢さんの高校進学時、
「絶対、我が子も武南高校で学ばせたい」
と…宣言され。なんと偶然にも山下先生の所属学年へMさんは入学することになりました。
そして…Mさんの卒業式を迎えました。
「孫の卒業式、晴れの姿を見るようだな~。」 …と先生は、それは、それは…うれしそうでした。
巣立ちの春…ポカポカと良い日になりました。