厳しいからこそ成長できる 祝!成蹊大合格
2018/02/24
サッカー部主将岡野くん(仲町中学出身)が成蹊大学に合格しました。
「中学時代は大宮アルティージャ Jr. ユースでやってたんですけど、武南の華麗なパスサッカーに憧れ、"名将大山監督の元で高校サッカーがしたい!" "自分を試してみたい!" という気持ちが強くなって…武南を選びました。あの頃は…若気の至り…勉強のことなんて…何も考えていませんでした。笑」
「1年の時の担任、小池先生が部活と勉強を両立するようにアドバイスしてくれたので、定期テストも計画的に勉強し、大学は指定校で…と考えていたのですけど…2年生で選抜コースに上がれちゃいました…笑。最初は、大変なところに来ちゃった~って…笑、焦ったのですが…高いレベルの授業に…なんか、初めて…勉強っておもしろいって思えたから…不思議です。」
「特に、英語の武田先生は、『いいか、岡野、サッカーに例えれば、もう一歩足を出せばキャッチできる5センチ先にボールを蹴りだすコーチのように、考えれば解ける問題を出しているんだからな!』って熱く語るんですけど…僕はキーパーじゃないし…笑…でも、先生の早朝講習には2年の1学期から参加して、英検2級の問題から始まって、最後には、センター試験予想問題で150点は取れるようになりました。何よりも、英語が好きになり、海外で働いてみたいということを考えるようにさえなりました。先生に自分の将来について相談すると…とてもうれしそうで…それからは、『あれ?このクラスで将来海外で働きたいって言ってたのだれだっけ?』って…授業中よく指されるようになりました。笑」
「100名を超える部員の思いを背負ってピッチに立つわけですから、キャプテンに選ばれた時は、大きな責任とやりがいを感じました。自分たちの代は個性的なメンバーが多く、なかなか試合の中で個の持ち味を引きだし、まとめるのも大変でした。インターハイ予選で狭山ヶ丘高校との一戦は、体をはってゴールを守り抜き勝利することができましたが、大きな怪我もしてしまいました。この一戦は…チームのこと、これまでの自分のことを考える良い機会となったように思います。」
「ようやく怪我から復帰して挑んだ選手権予選での西武台戦の勝利は…ドラマチック過ぎて(左の写真)…感激しました。観客のいっぱい入った駒場スタジアムでPKを蹴る時の緊張感(上の写真はPK戦でボールをセッティングしたところ)。本当に良い経験をさせてもらいました。伝統のある武南高校サッカー部の歴史からみると、自分たちの代は、期待通りの結果を残すことはできなかったかもしれませんが、僕は全国を狙う本物の厳しさのある武南のサッカー部に入って本当に良かったって思います。逃げ出したくなるぐらい厳しい環境の中にいるから人は成長できるんだなって…。そのことに気づけたことが僕のこれからの人生の財産だと思います。」
「サッカー部の顧問の先生方をはじめ、担任として2年間お世話になった浅岡先生、教科で教わった藤本先生、蛭田先生…お名前をすべてあげられないのですが…先生方みなさんに苦しい時に声をかけてもらって…感謝しています。それから、受験勉強を一緒に朝早くから夜遅くまでともにしたクラスの仲間の存在も本当に大きかったですね。受験勉強も甘くはなかった。厳しかった。でも、”指定校推薦を選ばないで良かった。” って胸を張って言えるほど、厳しい環境で自分なりに戦ったことで…厳しいことの中にある貴さのようなものを…今は、感じています。さっそく、武田先生には『海外赴任が決まったら…どこにアパートを借りるか覚えてるか?』って言われたので…教わったように、『地元のサッカークラブに入って汗を流せるエリア』って答えることができました。笑 "趣味で世界と繋がれ!語学はおのずとついてくるから” という教えを胸に、世界で活躍できるビジネスマンになりたいと思います。」
目標にしていたGMARCHに届くと…先生方はみんな思っていたけれど…でも、ほんとうによく頑張りました。受験は通過点、武南で鍛えた "精神力" で、これから先の人生のゴールに向けて走り続けてください。合格おめでとう!爽やかな出会いに感謝です。