偏差値58からの挑戦 祝!筑波大合格
2018/03/10
蕨第一中学校出身の宇田くんが筑波大学に合格しました。宇田くんは、家から近く、朝の小テストとかがあり、まじめでいいな~と思い、進学コースで武南に入学したのだそうです。
「僕は、中学時代、偏差値が1足りなくって武南高校の進学クラスに入学しました。同じ中学から来た人が、選抜コースにいて頑張ってるって聞いたんで…僕も…って励みにして勉強しだしました。でも、一番大きかったのは、やっぱり、同じ進学クラスで出会った蓮田中出身の大岡くん(写真右)との出会いですね。”右京” って、みんな呼んでるんですが、(笑)、右京とは、一年の時から2人で英単語を競ってやりだしました。」
「1年の後半に、担任の武山先生に勧められて、生徒会に入りました。生徒会には特進コースの人も多く刺激をもらいました。また、みんなが思う以上に生徒会活動には色々大変なこともあって…、文化祭の後片付けをしていると…ジワーっとくるんですよね。”達成感” っていうやつが。(笑) 一人で頑張ってできることと、みんなでやるからこそできること、その満足感、達成感ということに気がついたんですよね。」
「それって…、勉強だって同じだろうって。受験も団体戦でやってやろうって。
勉強のコツがつかめたというか、右京と競い合いながら勉強していくと…成績が伸びてきて、僕は2年で選抜コースに上がることができました。クラスはかわってしまいましたが、”ライバル” 右京とは、模試の答え合わせとか一緒にすることは続けていました。」
「3年になって、右京も選抜コースに上がってきました。勉強と部活の両立にがんばていてリスペクトしている賢信も交え、僕たちは良い意味で競い合うようになりました。”受験は団体戦” 。真剣に勉強に取り組み、競い合っていくと…だんだん教室に、みんなんで、受験を乗り越えようという良い波ができてくる。そんな感じがしました。」
芝浦工業大に合格した右京くんは言います。
「単語を覚えることから始まった宇田との関係は、とてもいい感じでした。僕は通学時間が長かったぶん、電車の中ではひたすら単語をやったので、単語力だけでは僕は負けなかったかもしれません。笑 3年の時の、武田先生の英語の授業はおもしろくって、先生は、『この単語の言い換えはなんだ。〇〇…だよな~。じゃ~ s で始まる単語で言い換えたら…なんだ?』っと、少しずつレベルをあげた質問してくるんです。クラスの誰も答えられなくなると…『じゃ右京に聞いちゃうよ~』っていう流れが、授業の中にできあがっていたので、笑…僕は、先生が同義語を問いそうなところを予想するなんてことまでしてました。笑 でも…それが良かったし、楽しかった。」
3人は言います。
「担任の野口先生の存在は大きかったですね。授業がわかりやすかったのはもちろん、とにかく大学入試のことが詳しいし、色々な視点から大学を紹介もしてくれる。先生が僕たちの可能性を少しでも高めようとしてくれるのがよくわかる…そんな進路指導だったと思います。大学の地名度重視ではなくって…僕たちの将来性重視で…笑」
「毎朝4時30分には起きて水泳部の朝練に参加し、しかも成績はオール5の良きライバル謙信が…公募制推薦にうまくいかなかった時は…流石にどうしてなんだって思いました。謙信のがんばりを近くでみてきたので…”武南をなめるなよ” って、憤りさえ感じました。そこからは、一層、みんなで頑張ったように思います。」
「物理が好きなので、まずはもっと物理を研究して、研究職として残るか、学校の先生になろうか、今は漠然と思っています。」
宇田くんの将来の方向性はまだ具体化されていません。物理のどの分野にフォーカスして人生を築いていくのでしょう。良い仲間に恵まれ、自己を磨き続けた宇田くんは、どうしても後輩たちにこう言いたいのだそうです。
「仲間が居たから、競い合う友がいたから、今の自分がいる。受験は団体戦ってことを一番言いたいです。」
合格おめでとう!素敵な出会いに感謝です。