本気でやりたいこと
2016年03月23日
3学期の終業式が行われました。3年生は卒業し、1年生と2年生のみなので、体育館で行われました。
校長先生は卒業生の近藤君についてお話をされました。
以前に「戦う意志を持つ者だけが、試験を乗り越えられる」という話をしました。ここで卒業生の近藤君についてお話をしようと思います。近藤君はサッカー部のキーパーで、レギュラーでした。キーパー練習は校長室のすぐ下で行われて、彼の頑張りを私は良く見ていました。彼は航空機に興味を持ち、難関大学である九州大学工学部、機械航空工学科を目指そうと考えました。
サッカー部はご存じのように練習が厳しく、休みもほとんどありません。そのような中で難関大学を目指すことは、決して容易ではなかったはずです。そこで彼は朝の早い時間に登校し、勉強する時間を作りました。しかしこれもまた、言うことは簡単ですが、実行するとなるととても大変なことです。彼は次のように話していました。
「本気でやりたいことがあれば、人は強くなれる。」
どんなに忙しくても、行きたい大学、学びたいことが具体的になれば、それを実現するだけの行動をすることができる。彼はそのことを示してくれました。そしてそれが、受験という戦いに挑戦するだけの意志を持つことにつながるのです。彼は見事に合格し、先生方と喜びを分かち合っていました。とても感動する光景で、今でも鮮明に覚えています。
これから受験生となる2年生の皆さんは特に、具体的な目標が見つかるよう考えて行動すると良いのではないでしょうか。