汲んでも汲んでも湧き出る力
2016年12月22日
12月とは思えないほど暖かく、落ち着いた天気の中、終業式が行われました。校長先生は次のようにお話をされました。
「朝礼を行うと、開始時間までに生徒の皆さんはきちっと整列が出来ています。集団行動ができるということは素晴らしいことです。これからも続けてください。
さて、今日は広中 平祐(ひろなか へいすけ)さんという方について話します。ハーバード大学でも教鞭を執ったことのある広中さんは、30年前に日本の若者に向けて次のようにお話をしました。
『汲んでも汲んでも湧き出る力を若者達は持っている。使えば使うほど良くなる機械は無いが、人間の脳は使えば使うほど良くなるのである。』
この言葉は、皆さん高校生にこそ持ち得る力ではないかと思います。
3年生は受験生として、これから厳しい試練が待っています。誰にとっても辛いものです。しかしこれこそが力を出すための試練でもあるのです。3年生だけでなく、1,2年生もこれから迎える冬休みにはしっかりと勉強に取り組んで欲しいと思います。」
限界を超えた力にたどり着くには、まず自分の限界までたどり着かなくてはなりません。折角の冬休みですから、勉強を一生懸命する機会をぜひ作り、良い新年のスタートを切って欲しいと思います。