真剣になれ、本気になれ
2017年03月23日
最後の3学期、終業式が行われました。
校長先生は次のように話されました。
「皆さんにいつも話している言葉があります。『真剣になれ、本気になれ。真剣に生きた時間だけが、あなたの年齢である。』
これは明確であり、説明のいらない言葉です。そして真剣さ、本気さというのは、気づくことから始まります。
2011年の3月11日、東日本大震災がありました。岩手県立の大船渡高校では避難の誘導、体育館でのいろいろな作業を高校生が積極的に行っていました。誰もが不安になるものですが、『誰かがやらなければいけない』と彼らは気づいたのでしょう。
また、体育館は寒く、学校の毛布などでも対応していたのですが、近くの電気店から電池と石油ストーブの差し入れが届いたのです。その店の店長は27歳と若い人なのですが、『体育館で過ごすのはとても寒いだろうから、きっと役に立つと思った』とのことでした。ここにも気づきがあると言えるでしょう。
真剣に、本気になること、行動をすることというのは、まず『気づき』が必要になります。武南高校生のみなさんも、是非気づくことを常に求めながら、真剣に本気に生きて欲しいと思います。」
勉強も部活も一生懸命やることは大事です。しかし何を、何の目的で頑張るのか、というのがはっきりしていないと、折角の努力もあまり効果がありません。自分にとって何が大事であるかを常に意識し、そこに気づきが得られるよう、これからも頑張っていきましょう。