真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

1学期終業式

2017年07月15日

晴天のもと、終業式が行われました。

校長先生は以下のようにお話をされました。

「今年から夏休みの時期を早く始め、早く終わる形を取りました。できるだけ実質的な授業時間を確保するのが目的です。また、3年生は受験生としてのトレーニングをいち早く始められるようにという意味もあります。家にいると時間を無駄に使ってしまう人は、是非3年生に限らず、学校に来て勉強をしてください。

今年は「文武創造」というキーワードを掲げました。これは日々の勉強、部活動について、指示されたことだけをこなすだけでなく、練習の意味、効果的な方法と戦略を考えながら、今までに無い結果を求めていくことです。

もともとこの言葉は、西川口にあるコミーという会社の社長である小宮山さんのアイディアで生まれました。

小宮山さんは、昨年の「社会人に学ぶ」の際にもお越しいただいたので、知っている人もいるでしょう。コミーは鏡を作る会社ですが、その名を有名にしたのが飛行機の手荷物入れに付けられた忘れ物確認ミラーです。同業他社を寄せ付けないほどの技術力で、世界の航空機会社で標準装備品となりました。自分たちにしかできないことを作りだし、新商品を開発し、社会に貢献する。これはまさに「創造」です。小宮山さんは武南高校生にも、勉強や部活動で自ら創造をしてほしいということなのです。

さらに、この「文武創造」は次期学習指導要領の「予測困難な時代に一人一人が未来のつくり手になることを目指す」上での道しるべになっています。産業界で活躍する小宮山さんの言葉とこれからの教育のあり方が一致するのは、きっと偶然ではないでしょう。

この夏休みは皆さんが勉強や部活動で学び、考え、行動し、文武創造を実践する絶好の機会です。創造力を伸ばす43日間に、是非してほしいと思います。」