3学期が始まりました。

3学期が始まりました。

朝礼で校長先生は次のようにお話をされました。

「皆さん新年明けましておめでとうございます。3年生はいよいよ

センター試験まであと12日です。規則正しい生活で体調を整え、

力が出し切れるようにしてください。

今日は『受験勉強には無駄も失敗もない』という話をします。

大学受験は大きな人生の節目です。そして厳しく大変ですが、

自分だけが大変な訳ではありません。皆さんのご両親も

乗り越えてきていることなのです。そのころに比べれば

今は随分恵まれています。今年のセンター試験における

浪人生の割合は17%くらいですが、30年ほど前になると

40%が浪人という時代でした。私が受験生の頃は

センター試験も、その前に行われていた共通一次の

試験もありませんでした。つまりそれぞれの大学別に

受験勉強をしなくてはならず、孤独でありました。

これは昔の話ではありますが、これだけははっきりしています。

自分だけが大変な思いをしている、辛い思いをしているわけでは

ありません。今も昔も変わりません。みんな同じように悩んだり

苦しんだりしているのです。みんな同じですからマイナスな

考えを持たず、受験を楽しもう、活用しようというプラス思考を

持つようにしてください。大学受験は自分の人生を切り開いて

くれるチャンスであり、努力した成果を平等に評価してくれます。

何を、どういうふうに、どこまでやれば良いかも分かっています。

一緒に頑張る仲間がいて、親身になって指導してくれる先生達も

います。これを活かさない手はないのではないでしょうか。

頑張っても結果が出るとは限りません。しかし、挑戦せずに

合格する人もまた居ません。また、合否にかかわらず、大学受験で

身につけた知識、学ぶ姿勢、学びの手法は皆さんを大きく

成長させてくれます。熱意を持って目標に向かい、諦めずに

頑張って欲しいと思います。

3年生の皆さんはこの大きなチャンスを活かすための

ラストスパートの時期です。まずはセンター試験であり、

センター試験が終わってからが本当の勝負です。

1年生、2年生は授業を中心に今日から仲間と一緒に

頑張りましょう。受験勉強はいくらやってもやりすぎる

ことはありません。無駄も失敗もありません。

失敗というものがあるとするなら、それは何の挑戦も

しなかった人です。是非挑戦してください。

皆さんの検討を期待して、新年の挨拶といたします。」