新学年が始まりました
2019年04月06日
新一年生を迎え、始業式が行われました。
校長先生は次のようにお話をされました。
「皆さん、おはようございます。
今日から平成31年度が始まります。
そして5月1日から令和元年となりますので平成最後の始業式です。
武南もより素晴らしい学校へ飛躍の年にしたいと思います。
4日の入学式で560名新入生を迎え、1542名の生徒でスタートします。
1500名を超える生徒数は19年ぶりとなります。
学校全体に活気が出てきますが、限られた施設、設備の中の教育活動ですので、互いに譲り合い、他者への配慮等の思いやり、協力が必要となります。
この勢いを武南高校の飛躍につなげたいと思います。
皆さんも今まで以上に頑張ってください。
それでは、まず今年度の重点目標からです。
「授業を大切にしよう」です。
終業式で話しましたが、徹底するまで何回でも同じ話をします。
またあの話かと思うようになってやっと言いたいことが通じたという状態です。
理解するというのはさらにその先だと思います。
そして、授業は先生と生徒で充実させるものです。ですから繰り返します。
今年の卒業生の進路結果をみると、学校を信頼し学校中心に受験勉強を進めた人が結果をだしています。
さらに、国公立の後期試験は卒業式後3月12日にあるわけですが、ここまで頑張ってくれた生徒10名いますが、そのうち6名が合格しました。
受験勉強に無駄も失敗もない。あるのはチャンスと3学期の始業式で話しましたが、まさにそれを実践してくれました。
授業を中心に学校を信頼した受験体制をつくることが一番の近道です。
ですから、今年の重点目標は授業を大切にしようです。
これが、大学入試改革への最善の対応策です。
なぜかというと、学力の3要素、知識・技能と思考力判断力・表現力そして自ら学び続ける力や姿勢の主体性、協調性これら3つを判定する方向に変わっていきます。
その教科の知識・技能はその教科で学ぶのが効果的ですが、3要素のほかの2つの学力、思考力・判断力・表現力と学び続ける姿勢は、どの教科でも身につけることはできます。
学校行事や部活動で身につけることもできます。
すべての教育活動から思考力・表現力・協調性は身につけることができ、同じ力ですから入試で活用できるのです。
高校で学ぶことすべて無駄なものはありません。
全ての授業を大切にすることが一番効果的な受験勉強です。
特に部活動で時間がとれない人ほど授業に集中することが大切です。
そして、このように学校中心に身につけた学力というのは、受験だけでなくこれからの人生に必要な役立つ学力です。
次に、生活面の重点目標は凡事徹底です。
これも繰り返し言っていますから、わかっていると思います。
時間を守る。挨拶を届ける。整理整頓とする。服装を正す。授業に集中する。当たり前のことです。
やろうと思えばできることです。
今年も凡事徹底を貫いていきましょう。
もう一つ強調しておきたいことがあります。ネットモラルです。
高校生の問題行動のほとんどがネット関係から生じています。
ルール、モラルを守って正しく効果的に利用していきましょう。
ルール・モラルを破った場合は、皆さんが考えている以上に重大な問題に発展してしまうことが、ネット関連問題の恐ろしさです。
ルールを守ることは自分を守ること、周りを守ることです。
授業を大切にすることと、凡事徹底以上2点が重点目標です。」