令和３年 ３学期 始業式

令和３年１月７日３学期始業式

「マスクを透して明るい挨拶」   本多 昇

皆さんおはようございます。そして新年あけましておめでとうございます。 今年度は３０年間続いた大学入試センター試験から大学入学共通テストに かわる高校生にとって大きな変革の年です。さらに新型コロナウイルス感染 症の影響で学校生活だけでなく日常生活そのものが大きく変わってしまいま した。このような状況下ですが、皆さんだけでなくご家族の協力があって無 事に 3 学期を迎えることができました。しかし、依然として新型コロナウイ ルス感染拡大は収まる気配がありません。改めて、マスク、手洗い等の感染 防止の徹底と規則正しい生活により免疫力の向上を図ってください。そして、 37 度以上の発熱や風邪の症状時の登校自粛を徹底してください。これくらい はいいか、自分一人くらい、自分は大丈夫、は通用しません。自分は大丈夫 だったとしても他の人にとっては危険となるかもしれません。感染防止行動 指針を守り、自分を守り、周囲の人たちを守りましょう。 さて、3 年生は大学入学共通テストまであと 9 日間となりましたが、まだで きることはたくさんあります。一つ一つ確実に準備していきましょう。今年 のような大きな変化は誰もが初めての経験です。最後まであきらめない人が 勝ちます。皆さんの粘り強い努力に期待してうれしい報告を待っています。 新しい年の初め、3 学期のはじめの始業式に皆さんにお願いをしたいことが あります。令和元年の 5 月の朝礼で「どろかぶら」という絵本の話をしまし た。笑顔が人の心を変えていく、容姿まで美しくしていく話です。脳科学の 観点からも笑顔と人との触れ合いが幸せホルモンと言われる「セロトニン」 の分泌を促し明るく健康になるということです。しかし、新型コロナウイル スのためマスクの着用で皆さんの笑顔が見えにくくなっています。表情もわ かりにくくなって人とのかかわりが希薄になってきています。幸せホルモン のセロトニンが減ってしまいます。 そこで、お願いが２つあります。マスクで笑顔が見えにくいですが、今ま で以上に笑顔で明るい挨拶を積極的にしましょう。二つ目です。マスクで表 情が見えにくい分、言葉遣いに注意しましょう。同じ言葉でも言い方や表情 で受け止められ方が違ってきます。表情が見えないことで、誤解を招かない ためにも正しい言葉遣い、丁寧な言葉遣いで良好なコミュニケーションを心 がけてください。マスク着用の時だからこそ、明るい挨拶を定着させましょ う。正しく丁寧な言葉遣いで表現力・コミュニケーションの力を鍛えましょ う。表情が見えなくとも正確に伝えることができる国語力を身につけましょ う。 それでは、明るい挨拶、正しく丁寧な言葉遣いでセロトニンが増え明るく 健康な年になり皆さんからのうれしい報告がたくさん来ること楽しみにして 3 学期始業式の挨拶とします。