真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

100万回生きたねこ 祝!山口大合格!

2016/03/12

選抜コース越川くん(戸塚西中出身)が山口大学に合格しました。山口大を受験した理由を、「父親が転勤族だったので、色々なところで暮らしてきました。今住んでいる埼玉は少し都会すぎるかな~(笑)って思っているので、将来、好きな本に携わることのできる仕事に就けるなら、日本中、どころの大学でも良いと思っていました。」本が好きという越川くんに本を好きになったきっかけを聞くと、「幼い時、父親に『百万回生きたねこ』を何度も何度も読んでもらいました。この本には不思議な魅力があって、筆者が何を言いたいのかわかりにくいんです。というか、どう考えるかはその時の読者の心の在り方によると言えるかもしれません。父親は本に詳しく、良いタイミングで本を紹介してくれたので、父のような人になりたい。というところから本好きになっていたんです。」

「日本全国…どこの大学が僕の力で届きそうなのか…、センター試験で上手くいった時と、もしもの時と…担任の増田先生はよく調べてくれて…お世話になりました。理系クラスから…国立の文系大学へ進みたいと言う僕を、最後までサポートしてくれました。」

「え?どうして理系コース選択したの?」と聞くと…

 

「数学、理科は嫌いじゃなかったですし、国立受験には有利かなとも考えました。そして、何よりも、将来、図書館司書になって働いた時、理系の素養があった方が、本を探しにきた人に、幅広い紹介ができるのでは…と今は考えています。山口という土地も、日本史という観点で考えれば、幕末時代を動かした志士たちを多くの輩出し、ゆかりある史跡も多くある場所なので、在学中に、自分の目でみてまわりたいと思っています。」

フィットネス同好会で体を鍛えることも心がけてきた越川くん。部活の練習で、ボルダリングという岩登りもやってきたそうで、「山口県に適した山があるかどうかわかりませんが、本ばかり読んで下宿に引きこもってばかりということにならないように、心身ともに鍛えていきたいと思います。埼玉の親元を離れ、仲間と遠くなるのはデメリットだとは思いますが、『100万回生きたねこ』だって、色々な飼い主のもとで暮らすという経験を通し成長していったわけですからね。一人暮らしを始めてもう一度 『100万回生きたねこ』 を読んで、自分がどう感じるのかも…楽しみなんです。」と抱負を語ってくれました。人生のストーリーにどんな出来事を散りばめていくのか…。

合格おめでとう!  素晴らしい出会いに感謝です。