真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

図書だより『汗牛充棟』9月号

2023/10/05

 

暑い夏が過ぎ去り、読書の秋の到来です!

9月号の巻頭は、学校長遠藤修平先生の特別寄稿エッセイです。行間から香る文学の香りをご堪能ください。

 

新年度にあたって 図書館司書よりメッセージ

図書だより「汗牛充棟」が一昨年から全員への配信となりました。今年度は更に、武南高校図書館と中学棟図書室の利用と貸出が可能になる予定です。中学生と高校生の交流の架け橋になれたら嬉しいです。高校の図書館は、5号棟の4階と、ちょっと遠く感じるかもしれませんが、窓から見える夕焼けの刻々と移り行く様は絶景で、富士山のシルエットもくっきり浮かび上がります。こちらも是非見に来てください。
生徒の皆さんのご利用をお待ちしています。

 

 

 

 

♪BACK NUMBER♪

AIやICTの発達が目覚ましい昨今、“学校でなければできないことは何か” という問いに対し、武南では、「創造力」と「社会性」を育てることを学校教育の使命と考え、『文武創造』を掲げています。では、創造力は、どうすれば身につくのでしょう?創造力、つまり、アイディアには、その材料となるものの絶対量が足りなければ、発想の精度は高まりませんし、創造の幅も広がりません。

島崎藤村は、「人の世には三智がある。学んで得る智、人と交わって得る智、みずからの体験によって得る智がそれである。」と言っています。これをみなさんに当てはめるとこんな風に言い換えられるかもしれません。

①学んで得る智⇒本を読んだり、授業を聞いたりして得られる智

②人と交わって得る智⇒学校行事や部活で、他人と交流することから得られる智

③自らの体験によって得られる智⇒修学旅行、アメリカ研修など実際に体験して得られる智

人の世には三智がある。

“青春武南時代”、貪欲に智のインプットにこころがけ、アウトプットの精度を高めていきましょう。

『汗牛充棟』

『汗牛充棟』これを何と読むかご存知ですか?「かんぎゅうじゅうとう」と読み、牛が汗をかくほどの重さと、棚につかえるほどの量、転じて、多くの書物という意味なのだそうです。

武南高校では『汗牛充棟』という図書館報を定期的に発行しています。新しく図書館におさめられた書籍の紹介、図書委員のオススメ本、先生方の本との関わり、思い出などが書かれています。

ホームページでも、『汗牛充棟』special と題し、本校職員によるオススメの一冊を紹介しています。

『ご冗談でしょう、ファインマンさん』 ファインマン著 理科科 塩嶋先生

『思考の整理学』 外山滋比古著 英語科 武田先生

『水力発電が日本を変える』 社会科 七澤先生

『土地の「未来」が地形でわかる(災害を予測する変動地形の世界) 渡辺満久著 社会科 七澤先生

『僕の音楽武者修行』 小澤征爾著 国語科 石井先生

『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ著 国語科 橋本先生

『荒野をめざす 魂のハイウェイルート66 東理夫著 英語科 武田先生

『どんな男になんねん』 鳥内秀晃著 英保先生 社会科 アメフト部顧問

「植物はなぜ毒があるか  草・木・花のしたたかな生存戦略 田中修、丹治邦和著 山門先生 理科

海を抱いたビー玉』  森沢明夫著 井田先生 理科

『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎著 藤本先生 理科

『空気を読んでも従わない』 鴻上尚史著 両角先生 英語

『アンと青春』 坂木司著 石井先生 国語

『言ってはいけない』 橘玲著 須田先生 情報

『昭和史 戦後編1945-1989 半藤一利著 浅岡先生 社会科

『ハムレット』 シェークスピア著 藏谷先生 国語科

『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン著 藏谷先生 国語科

『変わったタイプ』 トム・ハンクス著 両角先生 英語科

『大地』 パール・バック著 浅岡先生 社会科

『チーズはどこへ消えた』 スペンサー・ジョンソン著 藤本先生 理科

 

 

 

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